民主党岩手県連は、同党を除籍(除名)された畑浩治氏(2区)と小沢一郎元代表(4区)の両衆院議員の選挙区で、対立候補を擁立する方向で検討に入った。 しかし、県連内には慎重論も根強く、今後の調整が難航することも予想される。 民主党執行部は、小沢氏らが結成した新党「国民の生活が第一」に参加した現職の29小選挙区すべてで、対立候補の擁立を目指し、各県連と調整に入る方針だ。 県連も15日、盛岡市内で次期県連代表に就任予定の黄川田徹衆院議員(3区)など、県選出の同党国会議員や県議が出席する「県連再構築準備会」を開催して対応を協議する。 県連内では、党執行部の方針通り、2、4両区で候補者の擁立作業を進めるべきだとの意見は多い。一方で、小沢氏や達増知事を支持する後援会幹部を抱える議員からは「全面対決は避けるべきだ」として、擁立に慎重な意見もある。特に強固な地盤を誇る小沢氏の4区への擁立については、消極的な