Windows XP Professionalをワークグループ構成で使っています。利用者ごとに環境を制御しようと思い,「gpedit.msc」を起動してローカル・ポリシーを設定してみたのですが,設定を変更すると,管理者であるAdministratorを含むすべてのアカウントに対して設定が適用されてしまうため困っています。Active Directoryを利用すればアカウント単位の制御ができるのは分かっているのですが,ワークグループ構成のままで何とかならないでしょうか。 Windows 2000以降の機能であるローカル・ポリシーでは,基本的にアカウント単位での制御はできません。ただしローカル・ポリシーが格納されているファイルのアクセス権を制御することで,特定のアカウントに対するローカル・ポリシーの適用を抑止することは可能です。以下でその方法について説明します。 図1●ローカル・ポリシーの実体