2007年10月26日、米メリーランド(Maryland)州ロックビル(Rockville)の研究所でワクチンの研究をする職員。(c)AFP/Getty Images/Brendan Smialowski 【2月14日 AFP】中国での不正医薬品をめぐるおとり捜査に関する調査報告が12日、米国の電子ジャーナル「PLoS」に発表された。調査を実施した英国の科学者チームは、アジアの警察と製薬監視団体が密に連携し、このような危険な犯罪に立ち向かう必要があると主張した。 東南アジアでは偽のマラリア治療がまん延している。問題の薬は、血中の耐マラリア性寄生虫を殺す作用を持つアルテスネイトを十分に含んでいない上、服用した患者の体調が悪化したり死亡したりする危険性のある毒物を含んでいた可能性もあるという。 研究報告では、偽物の抗マラリア薬を売っていた中国の犯罪組織の逮捕につながった極秘任務「ジュピター作戦