地検のこれまでの捜査を時系列で追うと、まず1/16(月)の午後に強制捜査をリーク、市場閉鎖後の午後4時に報道させ、午後6時半に捜査に踏み込むと同時にマネーライフ買収時の不正株売買と粉飾決算を容疑根拠として開示、風説の流布と偽計取引の証取法違反行為(157条・158条)があったと公表した。翌1/17(火)も関係各所に捜索の手を広げ、同時に報道情報としてマネーライフ買収時における不正行為を証拠づける幹部間のメールのやり取りを公表、投資組合を巧妙に使った買収と株操作の手口の概略を明らかにした。次の1/18(水)は前日に東証株価が暴落した影響で、地検はマスコミへの新情報の提供を差し控え、関心はライブドア幹部の事情聴取の時期と形式に集中する。同時に、この頃からライブドア社の経営手法の特徴である株式錬金術のメカニズムに焦点があてられ、株式分割による資本拡大と株式交換による企業買収によって急成長を遂げた