公益財団法人「日本数学検定協会」(東京)は10日、10月に実施した実用数学技能検定で、理数系大学の卒業レベルとされる最難関の1級に、兵庫県西宮市の市立小学校4年安藤匠吾君(9)が史上最年少で合格したと発表した。これまでの最年少記録は昨年10月に合格した11歳で、2歳更新した。匠吾君は「合格を知った時は涙が出そうなくらいうれしかった。これからもたくさん数学を学んでいきたい」と話す。(太中麻美) 【写真】ミス日本代表は東大生のリケジョ 数学検定は1992年に始まり、年3回実施。同協会によると、1級は出題範囲が解析分野や線形代数、確率統計、アルゴリズム(計算手法)の基礎など幅広く、全て記述式で解答する。1次と2次に分かれ、2018年度の年間合格率は5・7%だった。 母の方美さん(43)によると、匠吾君は1歳でテレビから流れていた「すうじのうた」に興味を持ち、繰り返し見ていた。2歳ごろからは1~1