総務省は2009年11月10日,光ブロードバンドを活用することで,地域の公共サービスにおける利便性の向上や行政コストの削減を検討する「光ブロードバンドの活用方策検討チーム」(座長:三友仁志 早稲田大学教授)の第1回会合を開催した。 会合の冒頭で挨拶した内藤正光総務副大臣は,「日本はブロードバンドのインフラでは世界一だが,利活用の面で遅れている。特に行政,教育,医療といった分野では,様々な理由から利活用が進んでいない。今回の政権交代をきっかけに,こうした分野における取り組みを一気に推し進めたい」と挨拶した。またクラウドサービスの導入による行政コストの圧縮をテーマにした実証実験を行うために,約5億円を2010年度予算の概算要求に盛り込んでいることを示し,「次年度に実験を開始できるように,年度内に中間報告をまとめて欲しい」と要請した。 内藤副大臣は,2010年度に実施する実証実験について「行政,