ヒマラヤ山脈には5万5000カ所も氷河があると言われていますが、ここに蓄えられた水の量は実に世界の淡水の40%にものぼります。ただでさえ周囲では干ばつが起きたりすることがあり、将来的には水不足も予想されるのに、溶けて川を流れていってしまうのはもったいないので貯蔵しよう、という発想が超高層建造物「Himalaya Water Tower」です。 Himalaya Water Tower - eVolo | Architecture Magazine ヒマラヤの氷河は気候変化もあってかなりペースで溶けていますが、これをムダにせず活用するというのがコンセプト。雨期に水を溜め込んで、浄化して氷にして貯蔵し、干ばつ時や、将来の水不足時に利用するわけです。 下の方は植物の根が絡み合うような形になっていて、タンク容量をできるだけ広くして、かつ強度も確保しています。 構造物の中央付近に冷気取り入れ口があり