2012年の国内向けテレビ業界で、真っ先に名前を挙げたいのは東芝だ。テレビ市場の冷え込みなどネガティブなニュースが続いた今年、4K2Kや全録など“大きな声を上げているのは東芝ばかり”という状況が続いた。 今年も終わりに近づき、年末商戦もラストスパートという時期に入った。今年の春ごろは、テレビ市場の冷え込みに加え、ここ数年、使いやすさと画質のバランスという面でもっとも納得感のあるテレビを作っていた日立の生産撤退(外部委託)、さらには電機メーカーの業績不振とネガティブな話題が続いた。今後、テレビに対する投資が適正に行われないのでは? との観測もあった。 過去にどんなに素晴らしい製品があったとしても、今年、ラインアップに存在しなければ手に入れることはできない。メーカーからは「最上位モデルを出せるかどうか、まだ最終的な判断はできていない」といった声も聞かれ、4K2Kや録画機能の充実、タブレットやス
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