大相撲の横綱日馬富士(33)による暴行問題で、日本相撲協会は九州場所後の12月に開催される冬巡業に貴乃花巡業部長(元横綱、45)、玉ノ井巡業部副部長(元大関栃東、41)を帯同させない方向で調整していることが19日、分かった。殴打された幕内貴ノ岩(27)の師匠でもある貴乃花親方は、秋巡業中に起きた問題の責任を問われることになる。日馬富士はこの日、東京都内で協会の危機管理委員会の事情聴取を初めて受けた。 秋巡業中の10月26日に起きた横綱による暴行トラブル。貴乃花親方は貴ノ岩の師匠として被害届を取り下げず、強硬姿勢を崩していない。一方で、巡業部長として報告を怠ったことなどを疑問視する指摘が協会内に広がってきた。 師匠のなかには「安心して弟子を(巡業に)預けられない」「大切な力士を預かっている意識が薄い」など、貴乃花親方に直近の冬巡業の管理を継続させることに疑問を投げかける指摘が浮上。 これを受