先日、「自己愛が腹ペコの人は、判断力が低下する」という記事に書きました。いったん自己愛に飢えてしまうと、メンタルヘルスを損ねやすくなるだけでなく判断力までもが低下しがちで、そういう判断力が下がった人を釣り上げようとする厄介な人達が世の中にはウヨウヨしているので、自分の自己愛が飢えすぎないように制御することには実際的な意義がある、と書いたつもりです。 それを踏まえて自己愛モノカルチャー経済*1について考えてみましょう。つまり自己愛を一箇所にほとんど依存している人、です。例えば仕事一筋のサラリーマン。最近はあまり見かけなくなったタイプですが、一昔前は、仕事や研究だけにとにかく没頭する大人・仕事組織に所属していることを生き甲斐にしているような大人をよく見かけました。「私は立派な教育ママ」であることに自分の自己愛を全賭けしている母親も、モノカルチャー自己愛かもしれません。子育てを介して自分の自己愛