香港で10日夜にあったサッカーのアジア・カップ予選の香港対マレーシア戦で、中国国歌が演奏された際に香港サポーターの一部がブーイングを浴びせて、斉唱を拒否した。若者を中心に中国への反発が強いことが背景にある。中国本土で今月から施行され、香港政府が香港でも導入に前向きな「国歌法」の議論にも影響を与える可能性もある。 試合開始前、スタンドにいた100人超の香港サポーターが「我々は香港だ」と大声で連呼した。中国国歌が流れると、体を反転させてグラウンドに背中を向け、ブーイングを浴びせた。国歌の演奏が終わると香港代表への応援を再開した。試合は2対0で香港が勝った。 香港の一部のサポーターはこれまでも中国国歌にブーイングをしてきた。香港サッカー協会は2015年、国際サッカー連盟(FIFA)から罰金を科されたが、香港メディアの間では、今度は無観客試合などさらに厳しい処分が出るとの見方もある。 中国本土では
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