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ブックマーク / white-cake.hatenadiary.com (13)

  • 花を見ていた少年 - wHite_caKe

    中学生の時、大幅に遅刻して先生に遅刻の理由を尋ねられ 「花を見ていました」 と答えた同級生がいました。 彼のこの返答に教室はざわめき、それまで怒りを浮かべていた先生も 「なにおまえその……風流なの……?」 と一瞬毒気を抜かれたようになったのが印象に残っています。 彼の名前はドウシくん(仮名)。ドウシくんには他にも楽しいエピソードがあります。 やはり中学の時のこと。理科の時間、先生がNHKのドキュメンタリー番組を見せたことがありました。 「驚異の小宇宙・人体 『生命誕生』」 というその番組は、精子と卵子の出会いや胎児の成長を克明に追ったドラマチックなものでした。 中学生たちはみなけっこう真剣に感動しながらその番組をみていました。特に三億という膨大な数の精子が卵子を求めながらもそのうちの99%までは死滅していくというくだりは、なかなか衝撃的なものでした。 番組が終了し教室に少しずつざわめきが戻

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    htnmiki 2019/02/14
    読みました
  • 『むしろウツだから結婚かと』第二話〜訂正できないのが妄想だ - wHite_caKe

    日12月16日に『むしろウツなので結婚かと』の第2話が更新されました。 comic-days.com 今回はその第二話の中でセキゼキさんの身に何が起きているのかという話をします。 会社に行けなくなってしまったセキゼキさんは 「みんなおれに怒っている」 「もう許されない」 「仕事ができない自分は人としてダメだ」 などと自分を責める言葉を口にするようになったわけですが、この過剰な罪悪感と自己嫌悪と自罰的な態度はウツの間ずっと続きました。マンガで描かれたこの夜だけではなかったのです。 別に一日中 「おれはだめだ」 と呟き続けているわけではありません。それに近くなるときもありますけど、せいぜい長くて数時間程度のことですよ。24時間の大半は、そんなことは言わずにいます。 ですが行動とか考え方のベースには常に「おれはだめだ」という確固たる信念が、どすっと居座っているように思えました。 例えばタンスの

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    htnmiki 2018/12/16
    最後の写真で耐えられなかった。鬱を知らない人に知ってもらうには素晴らしいが元鬱や現鬱はフラッシュバックしそうで怖い。今では面白おかしく生きてるけどそういうモノから目を逸らす術を会得しただけかもしれん。
  • 父の親友とその裏面 - wHite_caKe

    昔、私の父シロイ・ネコヒコ(仮名)の職場にはドウドウさん(仮名)という二歳年上の先輩がいました。 二人はたいそう仲が良く、ドウドウさんの奥さんが出産なさったときは、独身だったネコヒコが名付け親になるよう頼まれたほどでした。 ネコヒコが母と出会ったときは、 「シロイの家にはティーセットがないだろう。彼女が家に来てくれたとしても、そんなんじゃ振られちまうぜ」 と言ってドウドウさんは高級なティーセットを揃え、ネコヒコのもとに持ってきてくれました。 私の故郷はたいそうな田舎です。ネット通販もなかった時代に珍しくて高級なティーセットを手に入れるのは、きっと大変なことだったでしょうに。 ドウドウさんはニコニコ笑いながら当然のように、手を尽くしてくれたのです。 幼い頃の私は、ドウドウさんにたいそう懐いていました。 私は彼を「じいちゃん」と呼んでおり、その都度両親は慌てて謝り、 「その呼び方はやめなさい」

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    htnmiki 2018/10/08
    疑うとは違うけどmasumizaru氏と同じように人に期待しないで生きてるかなあ
  • ある種の会話テンプレート封じ - wHite_caKe

    私、昔から何十回と無く繰り返して、嫌になってしまった、ある種の会話パターンがあるのです。 「シロイさんてさー、いかにも料理しなさそうだよねー(ニヤニヤ)。絶対しないでしょう」 「絶対しないってことはないすよ。一人暮らしの人間がまともなもんを安くべたいなら、自炊は良いことですからねい」 「うっそだー。絶対しないよシロイさーん。あのさあ、インスタントラーメンゆでるくらいのことは、料理って言わないんだよ?(またしてもニヤニヤ)」 とのたまう男性が多いのはマジでどうしてなのかしらん? ちなみに女性にこれを言われたことはありません。女性には逆に「料理好きそうだよね」と言われることがあるのですがー。 「いや、インスタントラーメンゆでるときだってありますけど、もうちょい手をかけることもございます」 「ふーん。じゃあさ、最近なんか作った? ナニ作った? 答えられないでしょ! ねえねえ!!」 「昨日の夕

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    htnmiki 2018/09/14
    おもしろい。決めつけてくる人めんどいよなー。
  • 投げっぱなしキャッチボール - wHite_caKe

    はじめに 当ブログはしばしばかつて実際に起こったことを元ネタとしつつも、「大事なことは話が面白くなることだ、私は事実よりも娯楽性を重んじる!」というシロイの歪んだ信念によって、事実をある程度改変しています。なのでしょっちゅう「フィクションと思ってお読みください」と断りを入れているわけなんですが、今回はややノンフィクションよりに感じていただきたいと願う、その程度には勝手な人間です私は。 昔のこと 何年も前のこと。 その日飲み会帰りの私は、電車の中でぐっすりと眠りこけてしまいました。 「寝過ごしてますよ!」 耳元で誰かが叫び、びっくりして飛び起きたら、 「ほら、乗り換えはこっち!」 とその誰かが言って私の手を引っ張り、誘導されるままに折り返し電車に乗り込んで、気が付いたら見知らぬ男性と二人、隣り合って座っていたわけです。 その男性はものすごくにこやかな人で微笑みながらじっとこちらを見つめており

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    htnmiki 2017/10/07
    ブコメから。これは怖いな……
  • white_cake - 私が男性だった頃〜その1〜

    ※以下の記事は私の人生でかつて実際に起こったことが元ネタになっているんですけど、「現実世界というのは物語世界みたいに綺麗なオチがつくとは限らないし、それよりも大事なことは話が面白くなることだ、事実よりも大事なのは娯楽性!」というシロイの歪んだ信念によって、事実をある程度改変してあります。 そのへんを踏まえた上でお楽しみください。 昔。 私はとあるチャットルーム(現在は閉鎖)に出入りしておりました。 楽しかったですよ。みんな仲良しで、オフ会とかあって。いい思い出です。 ところで。 何故かそのチャットルームで。 私は皆に男だと思われていました。 えーと、ネナベなんて別に珍しくもなんともない存在ですから、「それはお前が男になりすましていただけだろう」と思われるでしょうが、私は別にネナベになるつもりはなかったのです。 ある日ふと見つけたチャットルームでチャットというものに初参加して、「これがチャッ

    white_cake - 私が男性だった頃〜その1〜
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    htnmiki 2016/01/07
    番外編まで読んできた。タイミング逃すとつらいなあw
  • 私がキアヌを好きなワケ - wHite_caKe

    私が最も好きなハリウッドスターは、キアヌ・リーブスとジェラルド・バトラーです。 ジェラルド・バトラーが好きになったのはつい昨年のことですが、キアヌに対しては十年以上の長きにわたって、愛と忠誠を捧げております。 で、まあ、なんでそんなにキアヌが好きなのかって話になりますと、もちろん最大の理由は顔なんですけど(だって彼は芸能人であってリアル知人ではないのだし、彼の容姿は能力の一部でもあるのだもの、当然だわ)、遠い昔に、彼のインタビューに死ぬほど感動させられたことがあるのですね私。 以下、うろ覚えの記憶による、適当な引用。でも大意はあってると思うよ。 インタビュアー 「キアヌ、君はゲイであるという噂もあるし、バイセクシャルであるとも言われている。当のところは、どうなんだい?」 キアヌ 「ぼくがその噂を否定するのは簡単だ。けれどそんなことをすれば、ぼくはゲイやバイセクシャルの人間であると思われた

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    htnmiki 2015/10/15
  • 私の知ってるメシマズ話 - wHite_caKe

    ネットでメシマズ関連の話を見ていて、思い出した話をします。 なお、このお話はいつものごとく諸般の事情をかんがみて改変されておりますので、フィクションとおもってお読みください。あなたが似ている話を知っているとしても、それは偶然の一致であり、無関係です いとこのサミレさん(仮名)は私より20歳ほど歳上なのですが、口癖が 「結婚はお姑さんがポイント」 「お姑さんがきついと、なにもかもがきつくなる」 であることからわかるように、嫁姑のどろどろでむちゃくちゃに苦労している人で、昔からいろんな話をきいています。 若かりし頃のサミレさんは、近所でも評判の美人でした。また、当時の女性としてはなかなかの高学歴でもありました。そのためお姑さんからは 「息子を色気でたぶらかした」 「女のくせに頭でっかちで生意気」 などと言われたのでした。 いきなりきなくさいかんじでスタートした嫁姑関係ですが、決定的な亀裂が生じ

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    htnmiki 2015/08/20
    解決策が無いから怖い
  • 娘とらっぱ - wHite_caKe

    今月、娘は初めての旅行をしました。私の実家に行ったのです。 二日目の夜、セキゼキさん(仮名)が「カミソリがないからコンビニに買いに行きたい」と言いました。 ど田舎ゆえ、実家から最寄りのコンビニまではかなり遠く、車を出す必要があります。その晩は私以外の全員が酒を飲んだ後でしたので、私が運転手になるしかありません。 私たち夫婦は、母と妹に娘を託してコンビニに行きました。 戻ってくると、娘はわんわんと泣いており、その右手にはおもちゃのらっぱが握りしめられていました。 娘は上機嫌に遊んでいたのですが、私たちが出かけてすぐに、ぐずりはじめたのだそうです。 慌てた母が、その場にあったおもちゃを片っ端から与えると、娘は他のおもちゃには見向きもせず、ひたすららっぱを欲しがりました。 涙をぼろぼろとこぼしながら、娘はらっぱを懸命に鳴らし続けたそうで、 「今までこんなに長く、上手にらっぱを鳴らすのは見たことが

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    htnmiki 2015/08/13
    ニヤニヤが止まらん
  • 父が子育て身代金を減額した話 - wHite_caKe

    すげえ腹立つわ|愛情料理研究家 土岐山協子の 『料理はしないんだけど料理研究家のブログ』 この記事を読んで、思い出した話をします。 小学生の頃、母親がテニスサークルに通い始めて、時々家を空けるようになりました。 私は最初、とても驚いて戸惑いました。お母さんというのはいつも家にいる人だと思っていましたし、お母さんが家族と一緒に晩御飯をべないなんて想像を超えた事態のように思えました。 寂しさがなかったといえば嘘になります。手早く事を用意して、 「これとこれはちょっとあっためてべなさい。こっちはそのままで大丈夫」 などと指示をする母親は明らかにうきうきと楽しそうでした。自分たちを置いて出かけることを母親が楽しみにしているんだと感じた時、やっぱり多少のショックはあったのです。 ですがそれは、ほんの短い間だけのこと。 母が出かける最初の日、父親は張り切った様子で帰宅すると、こう宣言しました。

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    htnmiki 2015/05/11
    多くの親御さんに読んでほしいけど読んで理解しても減額できないのが親ってもんなんだろうなと最近思う。独身だけど。
  • 人生激変報告 - wHite_caKe

    お久しぶりです。シロイです。ほんとはそこまで久しぶりじゃなかったかもしれないんですが、なんか気分的にすごく久しぶりなのですというか、なんだこのごちゃごちゃした前置き。 実は入院してました。出産したもので。そんで退院もしたんですが、ご多分に漏れず育児ってやつに忙殺されてます。 赤子、マジバネエ。こっちの生活、マジ根から変えてくる。なんせ言葉が通じねえ。 私は自分の過去話をブログに書いてるくせに、セキゼキ(仮名)さんと入籍してもう三年以上経つのにそのことに一切触れてなかったりします。だってなんか気恥ずかしかったし、時間が空いたらますます書きづらくなったよ? なので出産話も書かずにいくことも考えたんですが、さすがにコドモが生まれたらものの見方とか興味関心とか激変するかもしれないから書かないとか無理だなと思って今、なわけです。 高齢出産なのでなにがどうなるかわからないから無事生まれるまでは書かな

    人生激変報告 - wHite_caKe
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    htnmiki 2015/02/27
    ブログやってたのか。つーかてっきり独男かと思ってたw あの増田おもろかったわ。お子さん元気に育ちますように。
  • 女子校出身者が娘を女子校に入れたがるワケのうちの一つかなあ。 - wHite_caKe

    私はもし自分が娘を持ち、彼女がうんと美人かうんとブサイクのどちらかだったら女子校への進学をすすめたいと思っています。そんで、そのどちらでもない親のひいき目からすれば世界一ラブリーだけれども世間的にはまあ並みだよね的な女の子であれば、共学に進学してほしいなと、昔からそのように思っています。 この思いが自分の個人的な経験から形成された偏った考えであることはじゅうじゅう承知していますので、漠然と「思う」だけで、実際にはどうこうするつもりはないんですけど。 私自身は、高校のみ女子校で過ごしました。なので、女子校というものにはメリットがあるな、と思っています。 色恋に関わることなく清らかに過ごせるとかじゃないですよ。女子校だろうとなんだろうと、行動力があって恋愛に興味がある子は、普通に恋人を作りますからね。 私の思う女子校のメリットの第一は、自立心が養われやすいところです。女子生徒しかいないので当た

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    htnmiki 2014/09/13
    今は幸せなのかな?
  • 『タッチ』と『CIPHER』と双子の小宇宙 - wHite_caKe

    幼い頃の印象的な記憶の一つに、『タッチ』のアニメで和也が死んだ日というのがあります。 その日私は父が泣くのを初めてみました。アニメの内容だってショックではありましたが、父が号泣して放送終了後も長い間テレビの前で悲しそうにうなだれていた姿のほうが、よっぽど驚かされたんでした。 「なにも殺すことはないだろう」 「最初からそのつもりだったんだな」 「かわいそうだろう。こんなのはあまりにかわいそうだろう」 というフレーズを父は何度も何度も繰り返しており、そのときは「おとうさんはなにをいってるんだろう」くらいにしか思わなかったんですが、今ならばわかります。 「なんでタイトルが『タッチ』なんだろうな? 達也がたっちゃんだから、『タッチ』なのかな」 などと言っていた父は、和也の死を目の当たりにした時はじめて「弟のすべては兄にバトン『タッチ』される」というタイトルに隠されていた当の意味に気付いてしまった

    『タッチ』と『CIPHER』と双子の小宇宙 - wHite_caKe
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    htnmiki 2014/06/04
    『CIPHER』読んでみたくなった。
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