1952年に安全保護具の総合メーカーとして産声を上げた「ミドリ安全」。1 足の安全靴からはじまり、ワーキングウエアのパイオニアとして、半世紀以上にわたり製造現場などで働く人の足元を守ってきました。高い品質と性能をキープ しながら新たな技術を取り入れ、“日本初”を多数生み出してきた同社。「労働災害をなくしたい」というアツい思いを胸に、安全靴の研究と開発にあたるフッ トウエア統括部の皆さんに話を伺いました。 「先芯」と呼ばれる部品が安全靴の価値&履き心地を決定づける ――そもそも、安全靴とはどのような靴のことを指しているのでしょうか? 重量物の落下などから足を守ることを目的にした「足部災害を予防するための靴」です。厳密には、「JIS(日本工業規格)」が定める規格をクリアした靴のこと。安全性と耐久性の試験を合格した、JIS合格品が「安全靴」と呼ばれます。 ――安全靴の特長とは、どのようなものです