はてなダイアリープラスに加入してアクセス解析を眺めていると、「格差社会」というキーワードで訪れる人が多いことが分かった。なので、格差社会について改めて考えてみたい。テーマは「格差社会を生み出すものはなにか」である。 結論からいうと、IT化(機械化)とグローバル化、この二つである。 IT化(機械化)は作業を効率化し、人員削減をもたらす。タイピストや集計係といった、オフィスの単純労働者は駆逐された。仕事にありつけた人がいる一方、仕事にありつけない人がたくさん生み出されれば所得格差は当然拡大する。 IT化はまた、仕事の役割分担の仕方を変える。工場での製造工程、個人商店では現場で働く人が創意工夫を凝らし、付加価値を生み出してきた。その分け前は現場の労働者に分配される。しかし、ITにより一元的に管理された最新鋭の工場、コンビニ・外食チェーンにおいては、企画立案や工程管理はホワイトカラーが集中的に行う