韓国政府は10日、慰安婦問題に関する資料を収集して国際社会に発信することを目的とした研究所を設立しました。所長は研究所の設立について、慰安婦問題をめぐる日韓合意には違反しないという考えを示しました。 研究所は、慰安婦問題に関連する資料を集めてデータベース化するほか、元慰安婦の発言を外国語に翻訳して記録集をつくり国際社会に発信することにしています。 慰安婦問題をめぐる2015年の日韓合意は、国際社会で互いを非難したり批判したりすることを控えるとしています。 これについて所長を務めるキョンブク大学のキム・チャンノク教授は開所式で「記録集を出すことが非難することになるのか。研究所と日韓合意は関係ない」と述べて、合意には違反しないという考えを示しました。 韓国政府はことしから8月14日を「慰安婦をたたえる日」に制定し、追悼碑の除幕式を開く予定であるなど、慰安婦問題に取り組む姿勢をみせています。 韓