超偶然の産物がいも虫さんでした! ヨーロッパの研究チームが、あるいも虫がプラスチック袋やポリエチレン製品を溶かすことができることを発見しました。このいも虫の特性を応用してゴミを削減できるのでは?と科学者たちはワクワクしています。 そのいも虫とは、養蜂家の間では馴染みのあるハチノスツヅリガ(Galleria mellonella)の幼虫。別名「ワックスワーム」と呼ばれています。蜂といも虫?と思うかもしれませんが、このワックスワームの卵は蜂の巣の中に産み付けられて、蜜蝋の上で生まれ育ちます。Current Biologyで発表された新しい研究によると、このいも虫は蜜蝋を分解することができるだけでなく、プラスチックも分解可能だとわかったそうです。実はこれ、たまたまプラスチックにも穴が開けられるというわけではなく、プラスチックと蜜蝋の化学的性質がとても似ているから。研究者たちはこれをうまく利用して