ブックマーク / kfujiiasa.hatenablog.com (655)

  • 俳句サークルの月見会 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    昨日は仲秋の名月で施設の俳句サークルでは月見会が行われた。 その場で俳句を詠むのではなく月を愛でながら懇親を深める意図で少しのアルコール類と持ち寄って頂いた団子を含むおつまみで約一時間楽しく過ごさせて頂いた。 会がスタートしてしばらくして月が昇ってきたが文句の付けようがないほどの名月・満月で天候にも恵まれ記憶に残りそうな月の姿であった。 スマホのカメラでは暗くなってくるとどうしても写りが悪くなりあの綺麗な満月を撮るのが難しい。 月見会を終えて詠んだ句 名月や句作り人が酒を汲む いつの日か月より見たし青地球 名月が遍(あまね)く照らす海と山 名月は草木も人も隔てなく

    俳句サークルの月見会 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録
  • 司馬遼太郎さんの随筆⑤・統帥権(とうすいけん) - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    昭和史家や昭和史に造詣の深い作家、評論家が日中戦争や太平洋戦争を論じる場合善かれ悪しかれ必ずその対象の一端が統帥権に当てられる。 統帥権とは軍隊を動かす権限のことで、明治憲法下でプロシア(ドイツ)憲法に倣って規定された条項では、この軍隊を動かす権は三権(司法、立法、行政)から独立して天皇に直属し、その機関は陸軍の参謀部と海軍の軍令部であった。 例えば英国は首相が軍を動かす最高指揮を取るが明治憲法下では首相は手をふれることが出来ず、内閣に直属している陸軍大臣、海軍大臣も軍内の行政権を持つだけで統帥権とは切り離されていた。 このようなシステムにしたのは明治初期、士族反乱が頻発した際、一々行政府と調整したことで軍の活動に遅れを生じ、これに危機感を持った当時の陸軍側の意向が強く働いた為と云われる。 司馬さんは「明治という国家」のなかで、以下のように語り、「統帥権の独立」が敗戦への大きな要因であっ

    司馬遼太郎さんの随筆⑤・統帥権(とうすいけん) - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録
  • 「村・百姓たちの近世」 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    🔘長く中断していましたがぼちぼちと復帰しようと思います。今までと違い2~3日に一回のペースで無理せず気長に行きたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いします。 水邦彦著「村・百姓たちの近世」岩波新書 刊を読み終えた。 著者は日近世史の専門家で村社会、郷村社会の営みに関する著作が多い。著者はこのについて「はじめに」の章で、近世日の村の世界に焦点を当て、そこで暮らした百姓たちの姿や、社会における村の役割などを観察したものだと述べている。 ちなみに歴史学での近世とは端的に云うと「江戸時代」のことである。 私は戦後山口県厚狭(現在山陽小野田市)の鴨庄(かものしょう)という典型的な農村に生まれ子供時代を過ごし、年を経て江戸時代に厚狭を治めた厚狭毛利家の郷村支配の記録「代官所日記」を読む機会を得たがこのに記されている事柄が、かなりの程度私の子供時代の記憶や、「代官所日記」の内容と重なることに懐

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  • 中断中の独り言・「放談会」 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    住んでいる施設で色々な話題について意見を交換し合う「放談会」と名の付いた会が出来、私も参加させてもらうことになった。 会のひとりが月一回テーマを決めてその内容を発表した後に意見を述べ合うことでスタートした。 今まで「移民受け入れ社会へむけて」と「世界一といわれるフィンランドの教育と日の比較」のテーマで発表があり、またそれについて議論があった。 昨日は私の順番で「さてどうしたものか」と考えた末、ブログに書いてきた内容と重なればまとめやすいと安易に考え歴史路線で行こうと決め、明治維新を取り上げ維新を成し遂げる役割を担った薩・長・土・肥(薩摩・長州・土佐・肥前)諸藩について、その違いと共通点から「革新活動の必要条件とは何か」と言う趣旨で資料を作り話をさせてもらった。 内容が硬く専門的過ぎて会の方に迷惑でなかったかと少々反省している。 しかしこの機会に幕末から明治に至る歴史を、時系列と関連した諸

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  • 中断中の独り言・土佐人のことなど - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    現在終盤を迎えているNHK朝ドラ「らんまん」は土佐生まれの植物学者・牧野富太郎をモデルにしたものだが、演じているのが現代の若者の代表格とも云える神木隆之介さんなので、高知県の若者には申し訳ないが、どうも私の持つ土佐人のイメージからは程遠い気がしている。 私が土佐人のイメージにピッタリ嵌まると思うのは土佐生まれで「酒場詩人」を自称されている吉田類さんで、出演のBS民放の番組「酒場放浪記」やNHKの「にっぽん百低山」は録画して楽しみに観ている。 吉田さんは、がにまたで元気に画面を歩かれるが、司馬遼太郎さんの随筆集に「歴史の舞台」というのがあり、その「あとがきに代えて」という章で土佐に行かれた時のことを以下のように書かれてあり吉田さんに重なる。 『土佐ではおじさんのことをオンチャンという。この言葉に重なる人間的なイメージは、ほどのいい泥臭さと武骨さである。ガラス窓のむこうをゆききしているひとびと

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  • 中断中の独り言・「俳句世がたり」と「新茶汲む」 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    住んでいる施設に入居して一年半近く、俳句サークルに入って一年余りとなり初めて出逢う俳句に苦吟している。 サークルの先輩居住者の方から俳句の魅力再発見とキャッチコピーの付いた、小沢信男著「俳句世がたり」岩波新書刊と、配偶者の方が詠まれた手作り句集「新茶汲む」を貸していただいた。 「俳句世がたり」の方はみすず書房の月刊誌「みすず」に連載された、芭蕉このかた数多くの先達の俳句・川柳などを引き出し役やまとめ役として、季節の移ろい、世間の出来事などに目をこらし73の短文にまとめたもので、それぞれの句を味わうための着眼点が随所に盛られている。 私が気になったのは次の三句 ・「濹東綺譚」など柔らかい作品などに定評のある作家・永井荷風が文化勲章をもらって詠んだ句、ちなみに私のブログの題「厚狭吉亭日乗」は荷風の日記「断腸亭日乗」の一部を借用したもの。 かたいものこれから書きます年の暮れ ・俳優の渥美清さんが

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  • 中断中の独り言・芥川賞受賞作「ハンチバック」 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    文藝春秋9月号に以前芥川賞を受賞したとニュースなどで話題になっていた、市川沙央(いちかわさおう)さんの「ハンチバック」が掲載されており読み終えた。 若い頃から何度も「純文学」というカテゴリーに入る小説にチャレンジしてきたが、幾つかの例外を除き段々とどうにも私には合わない気がしてきて、ずいぶん長い間遠ざかってきた。 それが純文学の登竜門受賞作を読む気になったのは、たまたま文藝春秋を手に取ったことと併せ、ニュースで作者が「先天性ミオパチー」という難病を抱え車椅子、人工呼吸器などに頼るなか創作活動をしていることを知り、その人が書いた小説がどんなものなのかに興味があったことに他ならず最後まで読み通した。 小説は、作者と同じ難病を抱える主人公が、両親が遺してくれたグループホームに住んで金には困らない環境で、エロ小説などをパソコンを使って書きながら生活する様子が赤裸々に描写されていく。 同号に別に掲載

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  • 中断中の独り言・俳句⑥ - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    今日の三句 ・今日9月19日は正岡子規の忌日・獺祭忌らしい。子規は自分が病臥する家を獺祭書屋(だっさいしょおく)、俳号を獺祭書屋主人と一時期称したことに由来する。 獺(かわうそ)は捕った魚をまるで祭りのように並べるところから、詩文を詠んだり作る際資料の書を並べ散らかすことを獺祭と呼んだ。今では山口県岩国の清酒・「獺祭」の名前が知られるようになった。 二年目の句作さ迷い獺祭忌 ・露草は小さくひっそりと咲く花だが、紫と青の混ざったような深い色が庭の草むらのなかで独特の存在感を放って私を呼びとめる。 露草の瑠璃差し招く朝歩き ・施設の園芸サークルの畑ではサツマイモ栽培で、芋をより大きくするための蔓返しが行われている。 甘薯畑(かんしょばた)楽しみ待って蔓返し

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  • 中断中の独り言・木槿(ムクゲ)と芙蓉(フヨウ) - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    施設の庭に木槿と芙蓉が咲き始めている。木槿は人目につきにくいところに一ヶ所、芙蓉は何ヶ所かに別れて育っている。 非常によく似た花で最初は全部同じ種だと思っていたが段々見分け方が分かってきた。 花でも雌しべの形で見分けがつくらしくツンと一直線に伸びているのが木槿で、少し膨らんで先端が曲がっているのが芙蓉らしいがやや分かりにくい。 一番簡単で素人の私にも直ぐ判別出来るようになったのが葉っぱで、小さく深い緑色が木槿で、芙蓉は葉っぱが大きく緑色が薄い。 🔘今日の二句 花似たる木槿と芙蓉比べ撮る 守り人が繕い仕事庭の秋 🔘木槿 蕾(つぼみ) 🔘赤い(ピンク)芙蓉 蜂が蜜採り、青虫が花を齧る 蕾(この段階では木槿と芙蓉の違いが際立つ) 花が萎んで落ちてしまうと少し物悲しい感じがある。 🔘白い芙蓉(手の届き難いところに咲いている)

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  • 中断中の独り言・「らんまん」の神社合祀 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    NHKの朝ドラ「らんまん」はいよいよラストスパートにかかって来ているなか、主人公の万太郎が、和歌山県在住の著名な民俗学者・南方熊楠(みなかたくまぐす)の影響や、神社の森の植物へのダメージなどを考え、明治政府の神社合祀政策に反対しようとするストーリー展開が進んでいる。 実は以前、私の出身地・山口県の神社数が少ない(2019年の統計で全国で5番目に少ない)のはなぜなのか?と中学同級生に訊かれ、明治に全国に先駈けて招魂社を設立した土地柄なのに不思議と思い、調べていくとこの神社合祀政策に行き着いたことがある。 この政策は、「国家神道(こっかしんとう)」という基制度のもと、神社の数を減らし残った神社に経費を集め一定の威厳を保持し継続的な経営を可能とさせることを目的として、明治39年(1906)西園寺内閣に始まるが、特に激しく実行されたのは明治41年(1908)山口県出身の第二次桂太郎内閣のときとい

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  • 中断中の独り言・映画「ダンディー少佐」 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    中断中に録画したままになっているTV番組を消化しようと努めているがその中で、NHKBSプレミアムで放送された1965年のアメリカ映画「ダンディー少佐」を観終わった。 「ダンディー少佐」は私にとって忘れ難い映画のひとつで高校生の時に初めて観た。製作年が1965年と云うことは今回初めて知ったが、逆算すると製作公開年に観に行ったことになる。 半世紀以上経過するなかでストーリーの大筋をほぼ覚えていたことが今回の放送分でよく分かり、また結構刺激的な場面があることに我ながらビックリした。 監督がサム・ペキンパー、主演がチャールトン・へストン、両者にこの映画で初めて出逢ったのかどうかはわからないが、サム・ペキンパーには「ワイルドバンチ」「ゲッタウェイ」などの残酷さを前面に出した活劇で、チャールトン・ヘストンには「ベン・ハー」「十戒」「エル・シド」「北京の55日」などの壮大なスペクタクル史劇で長い間楽しま

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  • 中断中の独り言・ふるさと厚狭の前方後円墳② - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    9月9日の続き ①長光寺山古墳 江戸時代初期、厚狭毛利家入部後の菩提寺・洞玄寺(とうげんじ)は厚狭川の右岸、郡地区下津(しもづ)にあるが、元々その地には古くから長光寺(ちょうこうじ)という名の寺があり荒廃していた跡地に寺号を改め建立されたものである。 この古墳はその西南の裏山標高64mの頂にあり墳長は58mと地方の古墳としては大規模で、築造時期は4世紀後半と推定されている。 出土品のなかには仿製三角縁神獣鏡(ぼうせいさんかくぶちしんじゅうきょう・日で模作された縁が三角で背面に神獣が鋳出された鏡)、碧玉(へきぎょく・石英の結晶鉱物)製品等もありこれらは中央政権から下賜されたものと考えられ、大和政権に服属したこの地方の大首長の墓と推定されている。 厚狭図書館に保管されている出土品の一部 ②妙徳寺山古墳 妙徳寺(みょうとくじ)は厚狭川の左岸にあり、厚狭毛利家初代・元康の建立に始まり洞玄寺と同じ

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  • 中断中の独り言・施設のフェスティバル - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    昨日午後は住んでいる施設で、コロナで中断していた「フェスティバル」が3年ぶりに開催された。 私は引っ越して1年少しなので当然ながら初めての出会いである。 庭に舞台が設営され、キッチンカー、野菜果物などの直売といったことと併せ、 ・淡路島からの和太鼓集団の演奏 ・ウクライナからのダンサーによるバレーの実演 ・入居者によるフォークダンス ・カラオケやパフォーマンス ・オペラ歌唱 等が行われ職員さんたちの準備段階からの奮闘ぶり、入居者による笑いと応援など活気に満ちた楽しい一日だった。 私は当然見学に終始するつもりでいたのだが、カラオケタイムでなぜか突然指名され、逃げることかなわずとっさに古い歌「高原の駅よさようなら」を最後まで唄うことが出来何とか切り抜けた。 ・ウクライナの方のバレーパフォーマンス(館内) ・居室から見た和太鼓演奏 🔘今日の一句 お復習(さら)いのテネシーワルツ秋の宵

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  • 中断中の独り言・ふるさと厚狭の前方後円墳① - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    古墳時代は3世紀中頃に始まり7世紀中頃まで続いたと云われる。その最盛期は4世紀後半から5世紀後半であり、この時期に築造された古代日の大王たちの墓群は「百舌鳥古市(もずふるいち)古墳群」として世界遺産に登録されている。 私が大阪に住んでいた頃、ゴルフ場の行き帰りに古墳群に含まれる大規模前方後円墳を見てその大きさに圧倒されたものである。 山口県に住む中学同級生が、山陽小野田市で開催された山口県埋蔵文化センターの「古墳時代の山口県と山陽小野田市の古墳文化」という講演会に参加されたとのことで、参考にとわざわざその資料を送って貰った。 この機会に、あまり知られていないふるさと厚狭(現在山口県山陽小野田市厚狭)に遺された前方後円墳遺跡について書き残しておくことにしたい。 古墳時代の最盛期は前方後円墳の時代であり、大和政権が支配地域を拡大し古墳文化が畿内から地方へと波及していった時期と重なり、前方後円

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  • 中断中の独り言・9月句会 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    俳句サークルの9月例会があり、私は都合で出席出来ず、いつも通りブログに書いてきたものの中から選択、推敲して以下の5句を幹事さんに託した。 ①片翅(かたばね)の骸(むくろ)曝して秋の蝉 ②蟠(わだかま)る思ひを解(ほど)く秋の風 ③孤独らし播磨訛りの法師蝉 ④故郷に埋もるる歴史柿の村 ⑤青き柿見上げた刹那口渋く *④の句は元々、埋もれる史あり、としていたのを世話人さんに添削されたもの。 幹事さんから結果を返して頂いたが特選はなかったものの①が2人、②が2人、④が2人更に⑤にも1人計7人の方から選に入れて頂いたとのことで、予想以上の結果で喜んでいる。 館内に掲示する3句は①、②、④になった。 ③の句は引っ越して来て垂水のツクツクボウシの鳴き声を聴いて、気のせいか大阪や山口で聴いた鳴き声と何かしら違うような気がして、それを詠んだのだが少し川柳のように受け取られたのかも知れない。 参考にと貰った全

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  • 中断中の独り言・俳句⑤ - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    🔘居室にて三句 秋の灯が友ヶ島から廻り来る 友ヶ島灯台の灯が我が家まで周期的に届く 吾も亦(また)紅なりの詩に哀しみが すぎもとまさとの歌「吾亦紅」 若き日のシネマ再び沁みる秋 映画「スパルタカス」 🔘施設の庭のオミナエシ(女郎花)

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  • 中断中の独り言・俳句④ - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    🔘昨日のバスケットワールドカップ日本代表、オリンピック出場を決めた試合は最後にハラハラもあったが結果良しの素晴らしい奮闘だった。 三句 長江(ちょうこう)に舟運似たり瀬戸の秋 沈む日は「新世界より」と虫の声 越した地に旧居想わすオクラ花

    中断中の独り言・俳句④ - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録
  • 中断中の独り言・俳句③ - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    🔘居室にて三句、朝の庭から色々な虫の声が聞こえて来ている。 面舵で秋の紀淡へ澪長く 越した地で毛見待つ出来の田に出逢い LINE(ライン)にて鈴虫来たる夕べかな 🔘昨夜はスーパーブルームーンだったらしいが、雲も出てなかなかシャッターチャンスに恵まれず、スマホで頑張ってみたもののこれが限界、同級生のLINEにも送らせて貰った。

    中断中の独り言・俳句③ - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録
  • 中断中の独り言・俳句② - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    🔘相変わらず居室にて三句、今朝は庭を一周。 痛む日は普段と違う野菊かな 処暑なれば新聞三紙較べ読む 靹の津は潮見の湊月を待つ 🔘昨日は月の綺麗な夜で十三夜の月とほぼ同じ形をしていた。スマホでは夜景を撮るのが難しい。

    中断中の独り言・俳句② - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録
  • 中断中の独り言・俳句 - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

    🔘居室にて三句、 秋灯火魔女の一撃炸裂す 故郷に埋もれる史あり柿の村 鳴く声は播磨訛りの法師蝉

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