この物語はフィクションです。 (彼はいつもふわりと私をかわして ココロのソーシャルディスタンス を一定距離保つヤツだった。) (誰に対しても) (そうだったと思う。) (たぶん。) 「あ〜なんかいいことねーかな。」 「もう卒業だけど。」 「高校生活も終わりか〜 なんかさ最近ふと思うわけよ。」 「オレひとりのタレ死んでも誰もなんも思わんし なんも変わらんやろなって。 世界は平和なようで平和やないけど、 俺ひとり死んでもなんも変わらへやろなって。」 (クラスの人気者だったヤツが何を言うか あんたを好きになって何年やと思うとる 好き勝手言いよって 命を軽くみるな) 「XJAPNのhideさんって知っとる?」 「XJAPNは知ってる」 「亡くなったとき5万人参列したんやって 伝説よな〜かっけ〜。」 (カッコよくない。 死んだらあんたに2度と会えない。 そのあんたが言うhideさんとやらも 2度と帰