僕(Aさん)は35才のさえないおっさんである。 身バレが怖いので曖昧で申し訳ないが、趣味の場で、ある女性Bさんに出会った。 彼女は僕の10才下で、大人しそうでいっつも本を読んでいるお嬢さんである。 初めはなんとも思っていなかったのだが、声が凄く可愛いのに気付いて気になり始めた。 そのうち、ごくたまにしか見せない笑顔とか、優しいところとか、恥ずかしいときに見せる仕草とか そういうのを見ているうちにとても好きになってしまった。 10才も下の女性にアプローチするのは正直どうかとも思ったが、 あまり恋愛経験がなさそうだし、彼氏もいないようだし、追い詰めすぎず押せばいけるかもしれないと踏んだ。 色々と頑張って、つい先日何度目かの二人での会合(つまりデート)を開いた際に告白をした。 Bさんは真っ赤になってうつむいて、そして思案しているようだった。 こりゃだめかな。 そう思ったとき、次のような幻聴が聴こ