📖 タバコ産業の無敵巨額予算っぷりの前に、崩折れるように膝をついて頭を抱えてしまう国立がん研究センターの専門家さん… 別に攻撃とか妨害とかされたわけじゃあない、ただただ、がんの研究現場で使える資金が、とうてい太刀打ちできないほど桁違いなんだ「JT」は… そんな哀愁と無念と悲哀をただよわせる中、がん治療の専門機関の視点でタバコの健康影響について、さまざまなデータを取り上げながら語ってくれる。 たばこに含まれるニコチンを分解する「CYP2A6」という酵素があります。この酵素が働きやすい体質だと、血液中のニコチンの分解スピードが速いため、すぐに次のたばこを吸ってニコチンを補いたくなります。 日本人92名を対象にニコチンガムを咀嚼してもらい、その2時間後にコチニンの血中濃度を調べたら、3名からはコチニンが検出されなかったよ。 その3名はCYP2A6*4という働かない酵素をもっていた(*4/*4)
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