サイバーカレーの主食はうんこでした。 彼はいつもの様にケロッグうんこフレークを食べるために牛乳を注いでいました。ふやけてうんこ臭がするまで牛 乳に浸し、舌の上でこねくり回しながら吐き出す毎日を送っていたのです。彼の身体は機械の身体、うんこフレー クを食べたくても食べられません。ついつい暴言をうんこと一緒に牛乳の上へと吐き出してしまいます。えずく彼 を見てもまわりのひとたちはニヤニヤするばかり。「サイバーって語感が'00年初期だよねえ」、と互いに耳打ち をする子どもたちまで現れました。毎朝うんこのにおいがするので、彼のおうちの前を通り過ぎる村人は人っ子一 人もいません。 あるところにサバカレーと呼ばれるものがおりました。よゆうある態度で包み込んで人々の心を離しません。彼は たちまち国中の人気ものとなってゆきました。サイバーカレーは内心サバカレーを憎んでいました。やつがいるか ら俺はサバ世界一