2011年08月30日11:12 カテゴリよしなしごと 他人 UKCP(カエルP)のblogも一段落したということで、記号的な危うさについての話。 某小説の中で、「恋人と友人の違い」という話があって。友人は生涯にわたって付き合えるけれども、恋人というのは別れた時点から他人であり、二度と交わらないのだということでした。恐らくは別れた時の状況にも寄るんだろうけど、関係の終わりを認めた上で別れるということになれば、それはいわゆる黒歴史ということで、なかったことになってしまう。過去の思い出がなかったことになる、だけではなくて、そこから未来の関係も同時になくなる。つまり時系列から消滅してしまうわけです。 それは見かけ上のものであって、その人の心の中ではそうなってはいないかもしれない。しかし、そういう風にふるまっている人の心中が実際にどうなっているのか、第三者には窺い知ることはできないので、それが事実