東日本大震災から1年余りが過ぎた が、日本のさまざまな不均衡への是正策はお寒い限りだ。 被災地の復興費用が膨らみ、日本の財政赤字はさらに拡大しつつあ る。財政不均衡拡大はこれまで以上に政治家らにとって懸念材料とな り、野田佳彦首相の政権運営を難しいものにしている。日本の首相は5 年間でこれで6人目。デフレは慢性化している。2月の貿易収支が黒字 になったというニュースは、少なくとも今のところは、事態好転もあり 得ることを示すまれな例に過ぎない。 奇妙なことだが、日本が抱えているこうしたギャップのうち、最も 顕著な事例に対しては2011年3月11日の東日本大震災前よりも、現在の ほうが一層ないがしろにされている。それは男女格差の問題だ。 経済協力開発機構(OECD)は繰り返し日本に対し、成長に向け て女性により多くの機会を提供するよう提言している。世界経済フォー ラムの男女格差報告によると、日
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