米大統領、石油・ガス業界への補助金廃止を表明2009年9月24日3時57分 印刷 ソーシャルブックマーク 【ニューヨーク=勝田敏彦】オバマ米大統領は22日の国連気候変動サミットの開会式で演説し、石油・ガスなど化石燃料業界に対する補助金を段階的に廃止する新政策を発表した。化石燃料の消費を減らす有力策として24日に始まるG20金融サミットの議題とし、各国にも同調を求める考えだ。 ホワイトハウスのマイケル・フロマン副補佐官(国際経済担当)は22日の記者会見でオバマ大統領の提案のねらいを説明。「世界的に補助金をやめると、50年までに温室効果ガス排出を12%削減することが可能」という国際エネルギー機関(IEA)などの試算を紹介したうえで、「『50年半減』という(世界全体の)長期目標に向けた大きな貢献となる」と述べた。 IEAによると、化石燃料業界への補助金制度は、エネルギー市場の安定化などを理由に優