図4●スプール・サーバーはクラスタリングとNFSマウントの2つの選択肢<BR>スプール・サーバーの冗長化構成には2通りあり,1つは(1)クラスタリング,もう1つは(2)NFSマウントである。クラスタリングはコストが高くつく割にサーバーのCPU性能は変わらないが,ディスク・アクセスに起因する問題は起こりにくい。NFSマウントはメール・サーバー台数を増やすことでCPU性能を上げられるが,ディスク・アクセスに起因する問題が起こりやすい 今や電子メールは,全社員が共通して利用する,ビジネス手段である。システム・ダウンやウイルス感染などの事故は,可能な限り防がなくてはならない。加えて,円滑にメールを送受信するためには,利用する規模に見合ったシステム性能も必要である。 企業は現在,「ハードウエアのリプレースに合わせてメール・システムの設計を見直す時期にきている」(SIベンダーのアイアイジェイテクノロジ
![【中級】電子メール・システム いま見直しのとき(前半) 適切なメール・インフラ作り](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)