いよいよ2017年が始まった。新年最初(1月4日)の日経平均株価は、前場が終了した時点で前日比400円以上の大幅高となっている。非常に幸先のいいスタートを切ったといえよう。めでたし、めでたし。 市場関係者による今年の株式市場の見通しも、「セールス・トーク」の側面が否定できないものの、堅調に推移すると考えている人が多いようだ。 一方、エコノミストの見方は幾分、慎重なようだ。筆者は某社の「2017年の見通し」というアンケートで、今年の日経平均のレンジを15000円~21500円と回答した。幾分弱気かなと思ったが、結果をみてみると、他の回答者も17000円~22000円程度のレンジを想定しており、筆者の見通しと大して変わらなかった(ただし、下値は筆者が飛びぬけて低かったが)。 通常、この手のアンケートの平均的な予想は、外れることが多いので、残念ながら、今回の筆者の予想も外れる可能性が高いだろう(