2019年12月2日のブックマーク (1件)

  • 移民受け入れと社会的統合のリアリティ――現代日本における移民の階層的地位と社会学的課題/是川夕 - SYNODOS

    われわれの社会がすでに移民受け入れ社会となっているという事実は、最近頻繁に指摘されるようになってきているので、驚く人は少なくなっているかもしれない。しかし同時に、現代の日において、移民の社会的統合が緩やかに進みつつあると言ったならば、多くの人はにわかに信じがたいのではないだろうか。 拙著『移民受け入れと社会的統合のリアリティ』(勁草書房)は、国勢調査のマイクロデータという、現時点でもっとも信頼しうるデータをもとに、ナショナルレベルで見た移民の社会的統合の現状について定量的に分析したおそらく初めての研究であり、上記の結論もその中で見えてきたものである。この結論は筆者である私にとっても、当初信じがたいものでありこの結論に至るまでにずいぶんと逡巡を重ねた。 以下ではそのポイントを紹介したい。なお、書で言及する移民とはデータの制約上、外国籍人口のことを指している。 日はすでに移民受入社会であ

    移民受け入れと社会的統合のリアリティ――現代日本における移民の階層的地位と社会学的課題/是川夕 - SYNODOS