(山田 敏弘:国際ジャーナリスト) 11月7日に当選を確実とし、第46代の米大統領になることになったジョー・バイデン前副大統領。対するドナルド・トランプ大統領は、今も敗北を認められないようで、選挙結果をさまざまな陰謀のせいにしながら、ゴネ続けている。 だが残念ながら、米メディアが国内のすべての州の選挙当局に取材を行うなどして不正の有無を確認しているが、今のところ選挙結果を左右するような大規模な不正は確認されていない。トランプ大統領自身もそのことは分かっているようで、当初は「最高裁まで戦う」と意気込んでいたが、最近は自ら訴訟を取り下げるなど、厳しい状況にある。しまいには、バイデンに総取りされた州の選挙人に、トランプへ票を投じるよう促そうとするなど米国の選挙制度を根本から破壊しようとさえしている。 だが、そんな状況でも盛んに喧伝されているのが、トランプや支持者らのばら撒く陰謀論だ。いまアメリカ
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