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  • 相対主義に関するよくある質問

    相対主義に関するよくある質問 黒木 玄 目次 相対主義は絶対主義の否定ではない 相対主義はどういう立場か 「相対主義」が嫌われる理由 『「知」の欺瞞』の相対主義批判 相対主義は絶対主義の否定ではない 質問: 科学に関する相対主義は「科学は絶対的に正しい」という考え方の否定であると言っている人がいるのですが、それは当ですか? 回答: いいえ、それは誤りです。おそらく、そう言っていた人は相対主義に関する議論を何も知らないのでしょう。相対主義は絶対主義の単なる否定という穏健な立場を意味しません。そもそも「科学は絶対的に正しい」なんて言っている馬鹿はどこにいるの? これに限らず、相対主義は単純に絶対主義の否定を意味しません。 「我々が信じている考え方はもしかしたら正しくないかもしれない、我々は悪しき決め付けをしているかもしれない、……」と考える慎重な態度は当然の前提であり、狂信者でもない限り、誰

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    hwmh 2010/09/02
  • リチャード・ドーキンスの『虹の解体』

    リチャード・ドーキンスの『虹の解体』 黒木玄 リチャード・ドーキンス著、『虹の解体――いかにして科学は驚異への扉を開いたか』、福岡伸一訳、早川書房、2001年3月 (原書: Unweaving The Rainbow --- Science, Delusion and the Appetite for Wonder, 1998) の紹介。関連推奨文献のリストと関連リンク集付き。 『虹の解体』の紹介 リチャード・ドーキンスの『虹の解体』の主題は、反科学・エセ科学・オカルトを徹底的に批判することと、それらと違って科学がいかに物の驚きに繋がっているかを説明することです。 朝永振一郎は「好奇心」に関する講演 (『科学者の自由な楽園』 (岩波文庫、緑 152-2) に所収の「好奇心について」) の中で「好奇心」の複数の意味について説明しています。まず、一つ目の分類に含まれる意味は「奇妙なことを好む

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    hwmh 2010/06/29
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