iPadは、ご存じの通り「iPod touchのサイズが大きなもの」に近いハードウェアの製品だが、テイストはやや異なる。シンプル操作と上質なUIで、ユーザーの使用感・体験を演出している。では、どのような利用シーンが適しているのだろうか。改めて考えてみよう。 この連載の編集担当であり、かれこれ14年も一緒に仕事をしている”S”は、名前はSであるが、どちらかといえばM系である(編集部注:届かない原稿を待って週末をツブしたからといってMではありません)。そんなことはどうでもいいが、Sが本当にM系なところは、生来の”M”acマニア、アップルファンであることだ。 その彼が「iPad」の購入を迷っているという。しかも理由は「使い道が思い浮かばない」。なんということか、以前ならアップルの新製品が出ると、まずは購入ボタンをクリックしてから使い道を考えるほど、DNAにアップル製品購入へのモチベーションが刻ま