魔改造モデラーの裸族さんが亡くなった。 彼とは一面識もなく、本名も知らない。しかし友人のように思っていた。彼はどこにでも現れ、主張と陽気さを振りまいて、よい意味で大暴れしていた。 彼の一番の取り柄は憎めないことだろう。mixiでは彼のレスを多く貰った。それはちょっと思想思考に関わる時が多かったような気がする。 私が「馬鹿な生き様」の原稿で、書きように煮詰まり悩んでいることを日記に書いたら、「バカはここにいるぞ」と名乗りを上げたのが、彼だった。 私はなるほどと、すべてを理解できた。自分自身を包み隠さなくなった時に、人はバカになれるのだ。 それ以来裸族さんは、ずっと一目置ける尊敬できる存在だった。 彼が膵臓癌であることが分かったのは、緊急手術をして周囲が動揺した時だった。体調が悪いことは分かっていたが癌とは思いも寄らなかった。 手術は無事終わった。回復を期待していたが、やはりそれは難しいことだ