北九州高専は、過去に3度の全国優勝経験もあるロボコンの常連です。社会実装も積極的に取り組む、久池井先生に話を伺いました。 赴任して初めて触れたロボット ―久池井先生ご自身も北九州高専出身ですよね。教員を目指した経緯を教えてください。 高専に学生として通っていたころは、勉強がとても嫌いでした。授業に身が入らなくて、自分が働いているビジョンがいまいち持てなかったんです。 北九州高専外観 当時はほとんどの学生が就職していました。進学するのはクラスに1人か2人。「高専の世界しか知らないままメーカーで働くのは嫌だ」と、本科2年生のときにはすでに進学を決めていましたね。 卒業後、九州工業大学に3年次編入しました。九工大の同窓生とは今もよく連絡を取っています。 大学生になったら研究に打ち込んだかというと、そんなこともなく(笑)。予備校でアルバイトを始めたところ、授業が好評でコマ数がどんどん増えていったん
![【 月刊高専 】社会実装や研究に必要なのは「人の縁」。高専発のDXシティを目指す](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3d22f17b646999b27a08ac05aff928ad858a73e2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgekkan-kosen.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F12%2FDSC01393.jpg)