コロナ禍での開催となりながらも、今夏大きな盛り上がりを見せた東京オリンピック。多くの競技が注目を集めたが、スケートボードほど五輪の後に、世間からの関心度が高まった競技はないのではないだろうか。 五輪閉幕後もメダリストとなったスケートボーダーの姿をあらゆるメディアで見るようになったし、全国各地でスケートパーク建設へ向けた動きが加速していると聞く。 根強いスケートボードに対する社会からの偏見 女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛選手(にしやもみじ・14)が拠点としている、大阪府松原市の「スポーツパークまつばら」も施設拡充が決まり、東北を代表する施設として評価の高い「寒河江スケートパーク」も補修と改築をスタートさせるなど、全国各地でさらなる環境整備へ向けた動きが加速している。 しかし、その一方でスケートボードに対する社会からの偏見が、未だ根強いというのも事実だ。 京急電鉄が進めた東京都大田区