『7 Days to End With You』は、簡潔に言えば「他者とのコミュニケーション」にまつわる作品だったと思う。相手の話している言葉を少しずつ理解していくプロセスは言語学習にも似ていて、相手の話している言葉の意味を理解できたときの感動はひとしおだった。 同氏の続編となる本作『Refind Self』だが、そもそも「性格診断」というトピックにノレるか、という点でいささか不安だった。あの『7 Days to End With You』のクリエイターの新作、というフックがなければ手に取らなかったかもしれない。 そもそも自分の性格がどうとかなんて別に興味ないし……。 私は基本的には腰抜けの小心者だと自覚しているが、たとえば対戦格闘ゲームでは強力な突進技を持つキャラなどを選んで積極的に責め立てる戦い方が好きだし、基本的にリスキーな選択肢を選びがちだ。ゲームではたいてい、リスクを取ったほうが