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ブックマーク / abz2010.hatenadiary.org (5)

  • リフレ「運動」についての雑感 - カンタンな答 - 難しい問題には常に簡単な、しかし間違った答が存在する

    先日のエントリー(参照)に対して、田中秀臣氏から「頭の悪いど素人経済論の典型」とのコメントがついているとの情報を頂いた。 まあ別に「頭の悪いど素人」と言われたからといって基的にその通りなのでどうってことはないのだが、ついでにちょろっと氏のサイトを覗いてみて改めて色々とうんざりさせられたので少し毒を吐いてみる。 氏は「リフレ政策(黒田・岩田日銀行の大胆な金融緩和)に関係ないものまでしょわせて批判する悪質な言説について」と題して 資産市場(株、為替レートなど)がリフレ政策の初期において急激に変化することは、僕らは何億回もいままで書いてきたし予見してきた。この動きがやがて物価や雇用にはねかえることも書いてきた。その時間の経過を待てず、待てない連中がやることは、足のひっぱり=デフレのまま停滞がいい、とする愚劣である。 http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/2

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  • アベノミクスで実質賃金は上がるのか?下がるのか? - カンタンな答 - 難しい問題には常に簡単な、しかし間違った答が存在する

    いよいよアベノミクスでリフレ政策が実施される見込みとなったことで、これまで「マクロ」な話として議論されてきたリフレ政策の個人レベルでの影響に注目が集まり始めている。 その中でもやはり注目を集めているのはインフレが進む中、それ以上の割合で給与が増えるのか、つまり実質賃金が上がるのかどうか、である。 マクロ的な観点からみれば、リフレ政策における安倍政権のブレーンの一人である浜田宏一・内閣官房参与がインタビュー(参照)で率直に語っているように、高止まりした実質賃金を下げることがインフレ政策の狙いの一つであることは間違いないだろう。 そのインタビューの関連部分を引用(太字は筆者)すると 名目賃金は上がらないほうがよい その理由はあまり理解されていない ――では、こうした金融政策をやれば、経済はどのような経路で上向くことが考えられますか。デフレから脱却して「名目成長率」が上がり、それがどう「実質成長

    アベノミクスで実質賃金は上がるのか?下がるのか? - カンタンな答 - 難しい問題には常に簡単な、しかし間違った答が存在する
  • 自由主義経済はどこまで正しいのか? - アダムスミスのもう一つの「見えざる手」 - カンタンな答 - 難しい問題には常に簡単な、しかし間違った答が存在する

    現代においてアダム・スミスがその著書「諸国民の富の性質と原因の研究(国富論)」の中で「神の見えざる手」として描いた市場メカニズムとその効率性を根から否定する人間は多くないはずである。 しかし、スミスが考察したのは仮に全ての人間が利己的であっても経済は機能するという理論(メカニズム)についてであり、その意味で自由主義経済の正しさは理論(メカニズム)の正しさの枠を出ないのではないだろうか? スミスの国富論はダーウィンの自然淘汰説に影響を与えたといわれている。 筆者は進化論に興味があり、様々な学説を紹介したを読んできたが、どの学説でも生存競争に負けた生物は絶滅するのみである。 それは進化論が示す理論的に正しい帰結であるといえる。 しかし、だからといって現在の我々の価値観からみて種の絶滅が正しいということにはならないだろう。 理論の正しさはかならずしも理論の帰結の正しさをあらわしているわけでは

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  • 今は「市場メカニズム」の出番ではない - カンタンな答 - 難しい問題には常に簡単な、しかし間違った答が存在する

    今回の巨大地震と津波で被災された皆さまには心からお見舞いを申し上げますと共に亡くなれた方々のご冥福をお祈りいたします。 又、このような事態に至ってもあらゆるレベルであらゆる人々がその職務を全うすべく死力を尽くされていることは遠く日を離れていてもはっきりと伝わってきます。 警察・消防・自衛隊・交通機関・インフラ会社・その他被災地の為に努力をされているあらゆる企業・団体の方々には深い感謝と敬意を示すと共に、その様な方々が職務に殉じるようなことが絶対に起きない様にと願っております。 Pray for Japan! http://prayforjapan.jp/tweet.html - その様な中、災害への対応について「経済学的?」見地からの意見がちらほら出てきたようであるが、その中にこういう時でも(こういう時こそ?)「市場メカニズム」は有効であるという意見がある。 はてなの人気エントリーで目に

    今は「市場メカニズム」の出番ではない - カンタンな答 - 難しい問題には常に簡単な、しかし間違った答が存在する
  • 「日銀陰謀論」の正体 - カンタンな答 - 難しい問題には常に簡単な、しかし間違った答が存在する

    ある経済評論家なり大学教授なりが日銀の政策を批判した場合、どちらが支持されるだろう? その批判が高度に理論的、学術的なものであれば、一般人の理解の範囲を超えているはずなので、余程その人が経済学者として高名な場合や、学会のコンセンサスが日銀批判でほぼ固まっている場合を除けば、最適な専門家として選ばれた日銀総裁の政策判断が(消極的に)支持される事になる可能性が高い。 そしてこの場合、教科書レベルでわかるような誤りが日銀の政策にあるというような批判をしてもまじめに受け取る人は殆ど居ないであろう。 乗数効果がわからない財務大臣は居ても、経済の教科書レベルの話がわからない日銀総裁が居るとは常識的には考えられないからである(注)。 ところが、これに陰謀論が加わると話は変わる。 日銀が陰謀によってとるべき金融政策を歪めている、というような話がいきわたり始めれば金融政策に関する問題が理論の正しさではなく日

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