必需品でありながらも嗜好性が強いカジュアルウェア・ファッションウェアは需要予測が難しい。一方、食料品や食品などは比較的容易で、個人が一日に食べる量はほぼ決まっているし、食べる物もだいたいが決まっている。なので個人データを入手できれば需要予測は立てやすい。 一方、カジュアルウェア・ファッションウェアは、予期せぬブームが起きたり予期せずブームが終わったりしてその変動幅が凄まじい。 最も極端な例を提示すると、98年~2000年に起きたユニクロのフリースブームとその反動だろう。2002年8月期(単体)には売上高が18・4%減、営業利益が47・1%減と大幅減収減益となり、続く2003年8月期も売上高が11・7%減、営業利益が13・9%減と大幅減収減益となった。 2001年8月期と比較すると2003年8月期では売上高は1000億円以上減らしており、営業利益は約67%減でおよそ640億円も減らしている。
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