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2023年3月1日のブックマーク (3件)

  • なぜナザレのイエスはユダヤ人から「白人」に変貌したのか | #BlackLivesMatterや植民地主義に対する反省で問い直されるキリスト像

    イエス・キリストと聞いたらどんな顔をイメージするだろうか? 頭のなかでちょっとスケッチしてみよう。そしてそのイメージがどこから来ているかも考えてみよう。こうした「表象」の問題が、いま問い直されている。なぜなのか? ルネサンス期のイエス像の変遷を専門とする美術史家が解き明かす。 人種差別の遺産をめぐって反省がなされているいま、イエスが白人のヨーロッパ人男性として描かれてきたことに再び厳しい視線が注がれている。 アメリカでは南部連合にまつわる記念像の撤去が叫ばれたなかで、活動家のショーン・キングはさらに踏み込み、「白人イエス」の壁画や芸術作品も「下ろされる」べきだと主張した。 「白人イエス」の描写と、またそれがいかに白人至上主義の擁護に使われているかを懸念しているのは、キングだけではない。著名な学者たちや、イギリス国教会のカンタベリー大主教も、白人男性イエスという描写の再考を呼びかけている。

    なぜナザレのイエスはユダヤ人から「白人」に変貌したのか | #BlackLivesMatterや植民地主義に対する反省で問い直されるキリスト像
    hybeyury
    hybeyury 2023/03/01
  • 日本人は何を信じてきたのか:青森の“キリストの墓”が意味するもの

    戦前に青森のある村にキリスト渡来伝説がもたらされ、続いて“キリストの墓”が発見された。この墓にキリストが埋葬されていると信じる村人はいないが、なぜ現在も「キリスト祭」が開催されるのか。 青森には不思議な場所がある。“キリストの墓”だ。筆者は、偶然にも新郷(しんごう)村にこの墓があることを知った。八戸から十和田湖にむけて国道454号を走っていたところ、「キリストの墓」と書かれた道路標識を見つけたのだ。聖地巡礼の研究者としては、立ち寄らざるを得ない。 国道沿いの小高い丘の上にある墓の周囲はしっかりと整備され、「キリストの里公園」と名づけられていた。最も高い場所に十字架が立てられた二つの丸い塚が並んでいる。なぜ、二つあるのだろうか。 公園の説明板によると、イエス・キリストは21歳の時に来日し、神学修行を重ねた。33歳の時にユダヤに戻って伝道を行ったが受け入れられず、十字架刑に処されそうになる。だ

    日本人は何を信じてきたのか:青森の“キリストの墓”が意味するもの
  • 日本にある「キリストの墓」を仏高級紙記者はどう取材したか? | 奇跡か、悪魔の悪だくみか、単なる詐欺か

    新約聖書によれば、ナザレのイエスはエルサレムで十字架にかけられて死に、そこで墓に葬られたが、3日目に復活し、弟子たちの前に姿を現してのち天に昇っていったという。だが、その伝承とい違う「キリストの墓」が、極東アジアの日にある。その謎にせまるべく、仏紙「ル・モンド」東京特派員フィリップ・メスメールが現地を取材した。 国道454号線で青森県の新郷村という山村を通ると、ぎょっとする案内標識に出くわす。「キリストの墓」への行き方を示す青看板だ。標識の案内に従ってたどりついたのは、国道から外れたところにある、木々が生い茂る小高い丘だ。 そこに土がこんもりと盛られた土饅頭がふたつあり、それぞれ大きな灰色の木の十字架が立つ。その土饅頭のひとつが、キリストの墓だ。もうひとつの土饅頭には、聖遺物であるイエスの弟イスキリの耳と聖母マリアの頭髪が奉納されているという。 世間一般では、キリストはエルサレムの聖墳

    日本にある「キリストの墓」を仏高級紙記者はどう取材したか? | 奇跡か、悪魔の悪だくみか、単なる詐欺か