概要 Miller Puckette が開発した音声処理のためのビジュアルデータフロー言語 Max は現在ではアーティストに非常に人気の高い開発環境となっている。 その Miller Puckette が Max の後継として開発・発表したのがこの "Pure Data" である。"Pd" と略される。 左図が Pd で書いたプログラムの例である。小さな四角のそれぞれが Pd の部品である。部品どうしが線で結ばれていると、 部品から部品へとデータが流れるようになる(これが「データフロー」と呼ばれる所以である)。それぞれの部品は数値データを出力したり 二つの入力を合成した計算結果を出力し、最終的にはこれを波形データに変換して音声を出力する。左の図でいうと、 "carrier frequency" と書かれた数値データ(「456」)から線を辿っていくと最後に "output〜" と書かれた部品