都心、消えたシェア自転車 地震で帰宅困難者利用か―大災害時「まず安全確保を」 2021年10月09日13時32分 7日深夜に首都圏を襲った地震では、電車の運転見合わせで帰宅困難者が続出する中、自転車を共同利用する「シェアサイクル」の利用が東京都心部で急増していた。緊急の帰宅手段として使われたとみられるが、都の担当者は「巨大災害直後の移動は控えて」と注意点も指摘する。 「無理に帰らないで」 地震後、帰宅困難者発生で―小池都知事 NTTドコモの子会社「ドコモ・バイクシェア」(東京)はサービスを全国展開し、都内では連携する11区に約870カ所のポート(自転車置き場)を設け、電動アシスト付き自転車約9200台を提供している。同社によると、7日午後10時41分の地震発生以降、JRの運転見合わせが相次いだ千代田区や港区など都心部での利用が急増。ほとんどのポートで利用可能台数が「0台」になり、自転車の多