はじめに 2008年11月、米マイクロソフト社よりロボットアプリケーション開発ツール「Microsoft Robotics Developer Studio 2008」(以下、RDS 2008)の提供が開始されました。RDS 2008はネットワークを介して複数のロボットに並列で分散処理させる実行環境、処理の流れの記述をビジュアルに行えるプログラミング言語および実行環境、およびロボットの動きをシミュレーションできる環境が統合されており、ロボット学習の入門者から開発、研究といった上級者まで幅広く活用することができます。本連載では処理の流れの記述をビジュアルに行えるプログラミング言語、および実行環境の操作方法、シミュレーション環境での実行方法について取り扱います。 第1回ではRDS 2008のインストールから、処理の流れの記述をビジュアルに行えるプログラミング言語、および実行環境の基本的な操作方