オープンソース法 オープンソース・ソフトウェアにかかわる法律問題について、この分野の第一人者である弁護士(ローレンス・ローゼン氏)が初歩の初歩から応用まで分かりやすく解説した「オープンソース・ライセンス」という本の翻訳を掲載しています。 オープンソース・ソフトウェア は、今や私たちの社会に不可欠な存在となりました。ソフトウェアの単体での利用はもちろん、携帯電話、デジタルカメラ、カーナビゲーション、デジタルTVといった電気製品に組み込まれる形での利用ももはや一般的になりました。 しかし、オープンソース・ソフトウェアは「知的財産権」や「ライセンス」といった法的な仕組みを基礎としているにもかかわらず、残念ながら日本では、その仕組みは必ずしも正確に理解されていないように思います。それは、オープンソース・ライセンスについて法律家が分かりやすく説明した日本語の文献が少ないことが原因のひとつではないかと