1. 日本語XMLプロファイルの必要性 [TR X 0008]は,符号化文字集合として[JIS X 0221]及び[Unicode 2.0]を採用しており,これは日本語文字をすべて含む。文字符号化スキームとしてはUTF-8及びUTF-16を推奨し,これらの実装を義務付けている。既存の文字符号化スキームも, [Unicode 2.0]の文字だけを扱う限りオプションとしてすべて許容している。 しかし,[TR X 0008]では,日本語文字の交換に広く使われてきた既存の文字符号化スキームはほとんど説明されてなく,オプションの一つとして許容されているに過ぎない。SMTP及びHTTPなどのプロトコル並びに情報交換用ファイルで,どの文字符号化スキームを用いるかについても,特に定められてはいない。 既存の文字符号化スキームと[JIS X 0221]及び [Unicode 2.0]との対応も不明確である。