Photo by John Kim 文・ぼそっと池井多(在 東京) 取材協力・大草稔(在ソウル) 第4回からのつづき・・・ www.hikipos.info 若者の問題の解決に向けて 韓国にひきこもりがたくさんいることを聞き、日本の民間ひきこもり自立支援団体が2012年に韓国法人を作った。その団体のスタッフは語る。 「当時は他にひきこもり関係の支援団体が韓国にはほとんどなかったので、非常に孤独だった」 団体設立のきっかけは、韓国から視察に来る社会的企業や団体が、 「韓国にもひきこもりがたくさんいるが、支援団体はほとんどない。ぜひ韓国に来て活動してほしい」 と語るのを聞いたことだという。ひきこもり支援分野における韓国と日本の交流が求められていた。 俗に韓国の社会は日本を15年遅れて追いかけているとよくいわれる。また、ひきこもりに限らず福祉分野は、高齢者福祉や自殺予防の電話サービスなどもすべて