男の人というのは、想像以上に弱音を吐くのが苦手な生き物なのだなと思う。 しかも、自信のない人ほど弱音を吐けない。 自信があるふりを重ねながら、自分に自信をもつための「なにか」を求めては裏切られている、そんな人を何人も見てきた。 *** 自信や自己肯定感というのは、子供の頃から受けてきた愛情の量に比例するような気がする。 男の子のコミュニケーションは何歳になっても「先生あのね」で、小さい時からお母さんに思う存分「あのね、あのね、」と甘えてきた子は、大人になってからもちゃんと泣き言を漏らす術を知っている。 昔大好きだったドラマ「プライド」の中で、竹内結子演じるアキが、木村拓哉演じるハルにこんな言葉をかけるシーンがある。 きっと男の子はママで泣き言聞いてもらう練習するのに… ハルにはそれが出来なかったんだね。 私がハルのママだったら、いつでもきいてあげたのに… そして、あなたを悲しませる、ありと