中国の宅配便配達員は、荷物を届ける前に、届け先に電話をして、在宅かどうか、宅配ボックスに入れるかどうかなどを確認する習慣がある。しかし、この電話をかける作業は大きな負担になる。そこで菜鳥科技は、AI会話アシスタントを開発し、宅配便配達員の電話業務を肩代わりすることにした。精度は高く、これが人間だと思い込んでいる人も多いと天下網商が報じた。 宅配便からかかってくる電話の主は人工知能 朝8時すぎ、杭州に住んでいる邸晨さんは、寧波からの電話を受けた。女性の声で「おはようございます。私は菜鳥のAI会話アシスタントです。宅配荷物がございます。簡単受け取りをご利用になりますか?」というものだった。邸晨さんは「はい。マンションのフロントに預けてくれればいいです」と答えた。 ECサイトでの買い物好きの邸晨さんは、このような電話を何回も受けて、いつもマンションのフロントに荷物を預けてもらっていた。自分で受け
