2022年、東京大学大学院総合文化研究科表象文化論コースの学生が運営する新たなwebジャーナル『Phantastopia』が創刊された。表象文化論コースの学生ジャーナルには前史があり、各号で設定されたテーマについて研究会を行い、その成果をもとに論文集を作成するという学生論文集『表象文化論研究』が2003年から2013年にかけて刊行されていた。すでに『Phantastopia』のホームページにおいて著作者の許諾が得られたものに関しては、電子化が行われている (https://phantastopia.com/repre-archive/)。 1986年に東京大学教養学部に表象文化論コースが設立され、現在2023年に至るまでの30数年の間に表象文化論という学問は、その定義やあり方をめぐって、様々な試みが行われ、とりわけ『表象文化論研究』が発刊された2000年代、2006年には表象文化論学会が設
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