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ブックマーク / bijutsutecho.com (25)

  • 「ペロタンサロン東京」が7月2日にオープン。アート関係者が交流を深めあう機会を創出

    「ペロタンサロン東京」が7月2日にオープン。アート関係者が交流を深めあう機会を創出ペロタン東京が、ギャラリーとストアを構える六木ピラミデビル内に「ペロタンサロン東京」を7月2日にオープンする。 ペロタンサロン東京 ペロタン東京が、ギャラリーとストアを構える東京・六木ピラミデビル内に「ペロタンサロン東京」を7月2日にオープンする。 東京ギャラリーの7周年を機に開設されるこのサロンでは、アーティスト、コレクター、アートの専門家、海外からの来訪者、地域で活躍するクリエイターたちが交流。リラックスできるプライベートな空間のなかで、関係を深めあう機会を提供するものとなるという。 これにあたってペロタン創設者のエマニュエル・ペロタンは次のようにコメントを寄せている。 30年以上にわたる日とそのアーティストたち、美術館や財団、コレクター、日の皆さまとの深い絆とコミットメントのお蔭で、このたび、ペ

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  • T型フォード・畜産・駆除・ドローン。篠田ミル評「陸路(スピルオーバー#1)」

    T型フォード・畜産・駆除・ドローン。篠田ミル評「陸路(スピルオーバー#1)」アートセンターBUGで、長谷川新キュレーションによる企画展「陸路(スピルオーバー#1)」が6月16日まで開催中だ。現代美術とクラブカルチャーの領域で活動するMES、デスヴォイスの表現で生態系の循環システムに切り込む林修平、時事的な関心事に関する意見や考えを交換日記の形式でシェアするFAQ?の3組が参加する展を、メディア論を専門としながら、音楽家としても活動する篠田ミルがレビューする。 文=篠田ミル 展示風景より、MES《サルベージ・クラブ》 T型フォード、畜産。人間と家畜の新たな関係性があるならば 自動車王ヘンリー・フォードの偉大なイノベーションにまつわる血塗られた創世神話は、経営学や俗流の経営思想などの言説のなかでじつに喜ばしげに語られてきた。いわく、20世紀初頭に定式化されたフォード式生産方式にインスピレーシ

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  • ひっ迫する博物館の収蔵庫、現状と課題は? 法政大でシンポ

    ひっ迫する博物館の収蔵庫、現状と課題は? 法政大でシンポ法政大学資格課程が、5月25日にシンポジウム「博物館の収蔵コレクションの現状と課題を考える」を同大にて開催。博物館収蔵庫の現状と課題について議論が交わされた。 文・撮影=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) シンポジウムの様子 収蔵庫の使用率9割以上が約半数 ミュージアムの根幹機能のひとつである収集。その役割を果たすうえで不可欠なのが、作品や資料を保管する収蔵庫だ。しかしこの収蔵庫は、多くのミュージアムにおいて問題を抱えている。例えば、公益財団法人日博物館協会の「日の博物館総合調査報告書」(令和元年度版)では、収蔵庫が資料によってどのくらいの割合を占めているかという調査に対し、「9割以上(ほぼ、満杯の状態)」という館が全体の33.9パーセント、「収蔵庫に入りきらない資料がある」という館も23.3パーセントにおよぶ。また、27.2

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  • フランク・ステラが美術史に残したものとは何か。「見ること」を追求したアーティスト

    フランク・ステラが美術史に残したものとは何か。「見ること」を追求したアーティスト今年5月に87歳でこの世を去った現代美術の巨匠、フランク・ステラ。抽象表現主義を牽引した作家の功績を、『絵画の解放: カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』著者で東京大学大学院総合文化研究科教授の加治屋健司が振り返る。 文=加治屋健司 フランク・ステラ Photo by ullstein bild (C)getty images 2024年5月4日、20世紀アメリカを代表する画家フランク・ステラが亡くなった。享年87歳。抽象絵画を極限まで押し進めて、絵画の形態と構造に関する様々な課題に挑戦し続けた画家であった。 ステラは、1936年マサチューセッツ州ボストン市郊外で生まれた。名門フィリップス・アカデミーを卒業後、プリンストン大学で歴史学を専攻しつつ、美術史と美術を学んだ。大学では、後に美術史家・美術批評家

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  • 映像は何をなしうるか──映像インスタレーションの居心地の悪さについて

    映像は何をなしうるか──映像インスタレーションの居心地の悪さについて映像作品を美術館やギャラリーで鑑賞する意義や可能性はどこにあるのだろうか。美学・表象文化論の研究者である星野太の論考をお届けする。 文=星野太 編集協力=望月花妃 ピピロッティ・リスト 愛撫する円卓 2017 「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island―あなたの眼はわたしの島―」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2021)展示風景より 撮影=川村麻純 ©️Pipilotti Rist. All images courtesy of the artist, Hauser&Wirth and Lurhing Augustine 20年前ほど前に、バルセロナ現代美術館(MACBA)で見た光景をいまも時々思い出すことがある。どういうテーマの展示だったか忘れてしまったが、そこではロベルト・ロッセリーニの映画『ド

    映像は何をなしうるか──映像インスタレーションの居心地の悪さについて
  • [ARTIST IN FOCUS] 青柳菜摘:始まりの現象──「唯ブツ論⇄もの語り」の世界

    [ARTIST IN FOCUS] 青柳菜摘:始まりの現象──「唯ブツ論⇄もの語り」の世界 詩や映像制作など、メディアを横断して活動するアーティスト、青柳菜摘。2022年の9月から12月にかけて、青森県十和田市のまちなか6ヶ所で映像インスタレーションを展示。青柳作品を見続ける松井茂が、実際にそれらの会場を回り、人との対話を経て、その作品世界を論じる。 取材・文=松井茂(詩人、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]准教授) 東京都内の公園にて 撮影=トヤマタクロウ 物憂げで朴訥な声が語り始める。 中国に宋という王朝が あったとき、 まだ海の大きさは 今ほど想像しやすいものでは ありませんでした。 (青柳菜摘《望船》より) この語り方、ゴールを設定しているようには思えない。どこか不気味で即物的だ。青柳菜摘の作品を知る人にとっては、いつもの語りが始まったという印象を持つだろう。結論に向かってとめ

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  • 甲乙つけがたい。長谷川新 評「私はなぜ古谷渉を選んだのか」

    甲乙つけがたい。長谷川新 評「私はなぜ古谷渉を選んだのか」京都のHAPSが「公立美術館における障害者等による文化芸術活動を促進させるためのコア人材のコミュニティ形成を軸とした基盤づくり事業」の一環として行った、古谷渉の個展「私はなぜ古谷渉を選んだのか」。滋賀県立美術館館長(ディレクター)の保坂健二朗をゲストキュレーターに、「障害のある人が関わる文化芸術活動を拡張する基盤をつくる事業の先駆的な取り組み」として開催された展を、インディペンデント・キュレーターの長谷川新が振り返る。 文=長谷川新 展示風景より 撮影=守屋友樹 展覧会「キュレーションを公平(フェア)に拡張する vol.1『私はなぜ古谷渉を選んだのか』」についてのレビューの依頼を受けた。障害者の表現に対して行使される様々なキュレーションを精査し、より公平なキュレーションを模索する試みである(*1)。 しかしこの展覧会は、キュレー

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  • パーマネントの造形性。きりとりめでる評「大岩雄典 渦中のP」

    パーマネントの造形性。きりとりめでる評「大岩雄典 渦中のP」十和田市街の一軒家を会場に、十和田市現代美術館が若手アーティストを紹介する場として運用している「space」。ここで初回の展示として開催された大岩雄典個展「渦中のP」を、きりとりめでるが振り返る。 文=きりとりめでる 「space」の展示風景より 撮影=小山田邦哉 「大岩雄典 渦中のP」を見るため、わたしは初めて青森県にある十和田市現代美術館へ赴いた。大岩の展示作品はどうやら美術館から10分ほど歩いたところにあるサテライト会場「space」の中にあるらしい。会場に向かう途中、こんなものがあった。誰かの作品だろうか。 撮影=小山田邦哉 木になにかオレンジ色の布のようなものが引っかかっている。十和田市現代美術館は入館せずとも作品が日常的に鑑賞できるような構成をとっていることでも有名だ。地域には草間彌生などのパーマネントコレクションが「

    パーマネントの造形性。きりとりめでる評「大岩雄典 渦中のP」
  • マイケル・フリード「芸術と客体性」

    美術批評家のマイケル・フリードが、1967年に『アートフォーラム』誌上に発表した論文。その論説は、当時の活動的な新動向であったミニマリズムの作家(ドナルド・ジャッド、ロバート・モリス、トニー・スミスら)およびその作品群への敵対的姿勢と、それに対するモダニズム(アンソニー・カロら)の擁護に貫かれている。フリードはミニマリズムに対し、「リテラリズム」という別称を与える。「リテラル(文字通りの/直写的な)」という形容によってこの動向が説明されるのは、フリードがジャッドらの作品を、物体「以上の何物でもないもの」、すなわち「文字通りの」物体、現にそうあるがままの様相しか提示しない空虚な対象として参照することに由来する。 フリードの批評基準において、モダニズムの作品とは、ある芸術ジャンル内において、近過去の傑出した作品とのあいだに比較に耐えうる関係を確立し、その「芸術」としての「質に関しての確信」を与

    マイケル・フリード「芸術と客体性」
  • 連載:庄司朝美「トビリシより愛を込めて」第10回「イワン・ツルゲーネフ通り4番地」

    連載:庄司朝美「トビリシより愛を込めて」第10回「イワン・ツルゲーネフ通り4番地」2022年2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国ともいえるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアの首都トビリシからお届けする連載。トルコから戻って最後の引っ越しをする。 文=庄司朝美 01. トビリシ国際空港の扉が開くと、昨年の2月に初めて降り立った日と同じように、重たい曇り空からどしりと冷たい空気が吹きこんできた。 帰ってきた喜びがこみ上げてくる。しかし同時にこの国の何に喜びを感じているのか、考えてみると分からなくなった。きっと繋がりが失われてしまったせいだと思う。トルコを旅した1ヶ月という時間が、7ヶ月間のジョージアでの日々を折り畳んで隠し

    連載:庄司朝美「トビリシより愛を込めて」第10回「イワン・ツルゲーネフ通り4番地」
  • デュシャンの巨大ポータルサイトが誕生。約2万点の関連資料や作品を公開

    デュシャンの巨大ポータルサイトが誕生。約2万点の関連資料や作品を公開デュシャンの作品や人生に関連する1万8000点以上の資料や作品を網羅するオンライン・リサーチ・ポータルサイトが、フィラデルフィア美術館、ポンピドゥー・センター、マルセル・デュシャン協会によって共同開設された。 マン・レイが撮ったデュシャンのポートレート 1919頃 Man Ray Trust/Adagp, Paris (C) Centre Pompidou, Mnam-Cci, Paris フィラデルフィア美術館、ポンピドゥー・センター、マルセル・デュシャン協会が、デュシャンのオンライン・リサーチ・ポータルサイトを共同で開設した。 このサイトは、フランスとアメリカの3機関による7年間のパートナーシップから生まれたもの。デュシャンの作品や人生、彼の個人的なネットワーク、そしてキュビスム、ダダ、シュルレアリスムなどの前衛芸術コ

    デュシャンの巨大ポータルサイトが誕生。約2万点の関連資料や作品を公開
  • 鑑賞者と芸術がともに思考する作品を求めて。石田裕己評「惑星ザムザ」展

    鑑賞者と芸術がともに思考する作品を求めて。石田裕己評「惑星ザムザ」展新宿区にある製印刷工場跡地でひらかれ、連休中の話題をさらったグループ展「惑星ザムザ」は、布施琳太郎によるキュレーションで17名の作家が参加した。「テキスト以前の物質」を出発点とする展について、問題提起とその先にある可能性を批評家・キュレーターの石田裕己が論じる。 文=石田裕己 「惑星ザムザ」展の会場となった製印刷工場跡地 撮影=編集部(すべて) 「観測」と「変身」のはざまで 安定した観測者として 簡単な考え方を指摘することから始めよう。すなわち、〈普段われわれは、モノに概念を当てはめることによってそれを認識している〉ということを、だ。 実際には〈これらはすべて同じである〉とは同定しがたい多種多様なモノについて、例えば〈椅子〉という概念を当てはめることによって、それらを同じ〈椅子〉として認識することが可能となる。そのよ

    鑑賞者と芸術がともに思考する作品を求めて。石田裕己評「惑星ザムザ」展
  • 金澤韻連載「中国現代美術館のいま」:巨大な燃油タンクから見たコレクターの柔軟な感性──「TANK」

    金澤韻連載「中国現代美術館のいま」:巨大な燃油タンクから見たコレクターの柔軟な感性──「TANK」経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。連載では、そんな中国の美術館生態系の実態を上海在住のキュレーター・金澤韻が案内。第2回は、2019年3月に開館した「上海油缶芸術中心」(TANK)をお届けする。 文=金澤韻 All images courtesy of TANK Shanghai 上海油罐芸術中心(TANK Shanghai)の外観 「上海油缶芸術中心」、英語表記で「TANK Shanghai」(以下TANK)は、2019年3月、上海のウェストバンド地区にオープンした。 ウェストバンド地区とは、2010年代から上海市政府主導で計画が進められている、徐匯区に位置する文化エリアである。地下鉄11号線の雲錦路駅から徒歩10分のこの地区が

    金澤韻連載「中国現代美術館のいま」:巨大な燃油タンクから見たコレクターの柔軟な感性──「TANK」
  • 同い年の憎いやつ。会田誠は「ダミアン・ハースト 桜」展をどう見たのか?

    同い年の憎いやつ。会田誠は「ダミアン・ハースト 桜」展をどう見たのか?パリに拠点を置くカルティエ現代美術財団が、国際的な巡回展として国立新美術館とともに開催している「ダミアン・ハースト 桜」。3年かけて107点を描いた「桜」のシリーズから24点を作家自らが選び、すべての壁面に白く塗ったベニア板を貼って床に接する部分の幅木を隠し、展示室の扉も隠れるように展示デザインをすることで、白いフラットな壁面と桜だけの空間を仕上げた。絵画をメインの表現メディウムとするアーティストは、ダミアン・ハーストのこの表現をどのように見るのだろうか。会田誠に会場で話を聞いた。 文・ポートレート撮影=中島良平 会田誠 それをご存知でこの企画に僕を指名されたのかはわかりませんが、ダミアン・ハーストと僕は同い年なんですね。世界でもっとも有名なアーティストのひとりで、世界トップレベルの金額で作品が売れているダミアンと、日

    同い年の憎いやつ。会田誠は「ダミアン・ハースト 桜」展をどう見たのか?
  • なぜ近代建築は解体の危機にさらされるのか? 近代建築史家にその背景を聞く

    なぜ近代建築は解体の危機にさらされるのか? 近代建築史家にその背景を聞く品川にある旧原美術館の解体は大きな衝撃を与えるものとなった。しかしこれに限らず。昨今では原宿駅や世田谷区庁舎、東京海上日動ビルなど、様々な名建築が解体またはその危機に瀕している。なぜこのような状況が起こっているのか、またどうすれば解体ではない道をたどれるのか。京都工芸繊維大学教授で近代建築史が専門の松隈洋に話を聞いた。 聞き手・文=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 解体前の原宿駅 ──旧原美術館の解体には多くの惜しむ声が聞こえてきます。日、とくに東京では近代建築が相次いで解体の危機に瀕していますが、どのような背景があるのでしょうか? 旧原美術館は御殿山という一等地にあるため、存続は危ういのではないかと思っていました。まとまった敷地を手に入れるため、邸宅というのは再開発の対象として狙われやすいのが現状です。200

    なぜ近代建築は解体の危機にさらされるのか? 近代建築史家にその背景を聞く
  • 連載:庄司朝美「トビリシより愛を込めて」第1回「Sketch of Tbilisi」

    連載:庄司朝美「トビリシより愛を込めて」第1回「Sketch of Tbilisi」 2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国とも言えるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアからの通信をお届けする新連載。 文=庄司朝美 庄司朝美「Daily drawing」より、2022年、窓ガラスに油彩 撮影=筆者 長い間座っていたせいで、お腹に石を抱えているみたいだった。頭を天井にぶつけないようにギクシャクと体を動かして、ようやくトビリシに降り立った。飛行機の窓から見えたジョージアの大地は、埃っぽくて茶色がかっていて、なんというか色彩がなかった。明らかに日とは違う光景が目の前にあるにもかかわらず、ボワボワとして異国に来たという感触がない

    連載:庄司朝美「トビリシより愛を込めて」第1回「Sketch of Tbilisi」
  • ジェーン・エヴリン・アトウッドの日本初個展に見る「好奇心」

    ジェーン・エヴリン・アトウッドの日初個展に見る「好奇心」学生時代に見たダイアン・アーバスの展覧会に影響を受け、1970年代から写真作品を制作し続けるジェーン・エヴリン・アトウッド。その日初個展「Soul」が東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで始まった。 展示風景より パリの路上に立つ娼婦たちをとらえた作品で1970年代にデビューし、現在も精力的に活動している写真家、ジェーン・エヴリン・アトウッド。その日初となる個展「Soul」が、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで始まった。 展示風景より ジェーン・エヴリン・アトウッドは1947年ニューヨーク生まれ。学生時代にダイアン・アーバスの展覧会で社会の周縁にいる人たちのポートレイトを見たことがきっかけとなり、71年からパリを拠点に作品を生み出してきた。 76年には初めてのシリーズ作品として、パリの路上に立つ娼婦たちの姿を撮影し始める

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  • 磯崎新が設計した非公開の茶室「有時庵」が特別公開。東京マリオットホテルの御殿山庭園内で茶会が開催

    磯崎新が設計した非公開の茶室「有時庵」が特別公開。東京マリオットホテルの御殿山庭園内で茶会が開催品川の御殿山庭園にある磯崎新設計の茶室「有時庵(うじあん)」を特別に公開し、茶会が開催される。 有時庵 品川の東京マリオットホテルが所有する御殿山庭園の一角にある、建築家・磯崎新設計の茶室「有時庵(うじあん)」。通常は非公開となっている茶室を特別公開する茶会が開催される。 「有時庵」は円形の屋根と、四角く空間を切り取る白い壁が目を引く茶室。 囲い板には千年屋久杉、炉の横の中柱には丹波椿、床柱に薬師寺古材の檜など、貴重な材料を多用している。 有時庵 室内の鉛板の壁にかけられた掛け軸は、大徳寺真珠庵の山田宗敏筆による「有時」。美濃張りによる障子の天窓を持つ。江戸時代に徳川家光の命によて建てられ、数多くの茶会が開かれた品川御殿の雅びやかな茶会をいまに伝えるような建築だ。 有時庵 3月23日、この「有

    磯崎新が設計した非公開の茶室「有時庵」が特別公開。東京マリオットホテルの御殿山庭園内で茶会が開催
    hystericgrammar
    hystericgrammar 2022/03/12
    “日時:2022年3月23日 11:30〜/13:00〜 会場:東京マリオットホテル内 茶室「有時庵」 住所:東京都品川区北品川4-7-36 料金:12100円(サービス料込) 申し込みURL:https://www.tokyo-marriott.com/event/tearoom.html AddThis Sharing ButtonsShare to F
  • 5万2000点の盗難美術品にアクセス可能。インターポールが独自のアプリを公開

    5万2000点の盗難美術品にアクセス可能。インターポールが独自のアプリを公開インターポール(国際刑事警察機構)は5月6日、インターポールが把握している盗難美術品を検索できるアプリ「ID-Art」をリリースした。 インターポールのウェブサイトより インターポール(国際刑事警察機構)は5月6日、盗難美術品に特化したアプリ「ID-Art」をリリースした。 ID-Artより このアプリは、インターポールの盗難美術品データベースへアクセスできるもの。同データベースは盗難美術品や行方不明になった美術品に関する警察認定の情報を含む唯一のグローバルなデータベースとなっている。 登録されている盗難美術品は5万2000点以上で、警察や税関職員だけでなく、個人コレクターやディーラーなどが盗難美術品を即座に確認できる。データベース検索は写真による画像検索と検索条件を入力する手動検索が可能だ。 ID-Artより 作

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  • Story of the Point d'Ironie / ポワンディロニーの全て(アニエスベー ギャラリー ブティック)

    「Story of the Point d'Ironie / ポワンディロニーの全て」(アニエスベー ギャラリー ブティック、東京、2021)展示風景より 「Story of the Point d'Ironie / ポワンディロニーの全て」(アニエスベー ギャラリー ブティック、東京、2021)展示風景より

    Story of the Point d'Ironie / ポワンディロニーの全て(アニエスベー ギャラリー ブティック)