日本すごい系の言説があちらこちらで繰り返されることを憂いたり揶揄したりする言葉というのがあって、それはそれで誠にもっとも、心情的には割合共感する。日本人が自分で自分をすごいと言うのは、人間ハ万物ノ霊長ナリとヒトが自分で言っているようなもので、チンパンジーが言ってくれるなら多少は聞くべきものもあるというお話だ。そう言うとテキサスのお父さんとかどこぞのお父さんとか色々引っ張ってきて「ほらガイジンもそう言ってる」、Youは何しに日本へ、となるのだろうけれど、相変わらず手を引いてほらほらこっちと言っているのは当の日本人なのだから、誠にオメデタイとしか言いようがない。挙句の果てに皇室の血を引くおじさんが褌で水浴びしながら伝統を促成栽培、心頭滅却すれば神風が吹いても風邪ひきません。 それはともかく、日本すごい系のほとんどのお話は、中身としては醜悪極まりない。けれどもその手の「我が国は世界一」のお話とい