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ブックマーク / keibunkan.jimdo.com (1)

  • 酒井健「バタイユからのカイヨワ」 - 吉田知子選集、カイヨワ、バタイユ

    バタイユからのカイヨワ  酒井健 ジョルジュ・バタイユ(1897‐1962)は、1930年代後半にロジェ・カイヨワ(1913‐1978)と活動をともにした。1937年3月、両者は、ミシェル・レリス(1901‐1990)とともに〈社会学研究会〉を立ち上げ、11月からその活動(連続講演会)を開始させている。バタイユは、当時16歳年下で、まだ24歳だったカイヨワをたいへん高く買っていたらしく、この会の初回の開催講演をカイヨワに任せている。しかしその後の講演をカイヨワは、病気を理由に何度もキャンセルした。バタイユは、同じ頃に創設した秘密結社〈アセファル〉にもカイヨワを誘ったが、カイヨワは参加を拒んだらしい。同名の雑誌『アセファル』には一度だけ論考「ディオニュソスの美徳」を寄稿している。 片思いのように見えるこのバタイユのカイヨワに寄せる期待は何に発しているのか。バタイユの前で若きカイヨワが放つオー

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