3Dプリンター、より身近に=個人向け低価格品も 3Dプリンター、より身近に=個人向け低価格品も 店頭に並ぶ3Dプリンターの低価格機。個人客向けの作製実演も行われている=東京都豊島区 樹脂を重ねて立体の造形物を作る装置「3D(3次元)プリンター」が、企業だけでなく個人にも身近な存在となりつつある。製造業での利用が広がる中、家電量販店の店頭には個人でも手の届く低価格の機種が並び始めた。 3Dプリンターは、パソコンで作成した立体のデータに基づき、ノズルから0.1ミリなどの微小な幅で溶かした樹脂を搾り出し、積み重ねて成形する。試作品の作製など産業用を中心に利用が広がっているが、10万円台の低価格機の登場で個人も手が届くようになった。 ビックカメラとヤマダ電機は今夏、個人の需要を見込んで低価格機の販売を開始。一辺15センチ程度までの立体が作れる10万円台の米メーカーの製品を店頭に並べた。ビックカ